• "有事"(/)
ツイート シェア
  1. 四日市市議会 2000-10-01
    平成12年10月臨時会(第1日) 本文


    取得元: 四日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-09
    検索結果へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成12年10月臨時会(第1日) 本文 2000-10-03 文書・発言の移動 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 133 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 午前10時開会 選択 2 : ◯議長大谷茂生議員選択 3 : ◯議長大谷茂生議員選択 4 : ◯議長大谷茂生議員選択 5 : ◯議長大谷茂生議員選択 6 : ◯議長大谷茂生議員選択 7 : ◯議長大谷茂生議員選択 8 : ◯市長井上哲夫君) 選択 9 : ◯議長大谷茂生議員選択 10 : 午前10時9分休憩 選択 11 : 午前10時27分再開 選択 12 : ◯議長大谷茂生議員選択 13 : ◯小井道夫議員 選択 14 : ◯議長大谷茂生議員選択 15 : ◯下水道部長水谷嘉孝君) 選択 16 : ◯議長大谷茂生議員選択 17 : ◯都市計画部長鈴木史郎君) 選択 18 : ◯議長大谷茂生議員選択 19 : ◯市長井上哲夫君) 選択 20 : ◯議長大谷茂生議員選択 21 : ◯小井道夫議員 選択 22 : ◯議長大谷茂生議員選択 23 : ◯都市計画部長鈴木史郎君) 選択 24 : ◯議長大谷茂生議員選択 25 : ◯市長井上哲夫君) 選択 26 : ◯議長大谷茂生議員選択 27 : ◯水谷優志議員 選択 28 : ◯議長大谷茂生議員選択 29 : ◯下水道部長水谷嘉孝君) 選択 30 : ◯議長大谷茂生議員選択 31 : ◯市長井上哲夫君) 選択 32 : ◯議長大谷茂生議員選択 33 : ◯水谷優志議員 選択 34 : ◯議長大谷茂生議員選択 35 : ◯下水道部長水谷嘉孝君) 選択 36 : ◯議長大谷茂生議員選択 37 : ◯市長井上哲夫君) 選択 38 : ◯議長大谷茂生議員選択 39 : ◯小林博次議員 選択 40 : ◯議長大谷茂生議員選択 41 : ◯市長井上哲夫君) 選択 42 : ◯議長大谷茂生議員選択 43 : ◯小林博次議員 選択 44 : ◯議長大谷茂生議員選択 45 : ◯市長井上哲夫君) 選択 46 : ◯議長大谷茂生議員選択 47 : ◯小林博次議員 選択 48 : ◯議長大谷茂生議員選択 49 : 午前11時27分休憩 選択 50 : 午前11時37分再開 選択 51 : ◯議長大谷茂生議員選択 52 : ◯川口洋二議員 選択 53 : ◯議長大谷茂生議員選択 54 : ◯市長井上哲夫君) 選択 55 : ◯議長大谷茂生議員選択 56 : ◯川口洋二議員 選択 57 : ◯議長大谷茂生議員選択 58 : ◯市長井上哲夫君) 選択 59 : ◯議長大谷茂生議員選択 60 : ◯川口洋二議員 選択 61 : ◯議長大谷茂生議員選択 62 : ◯佐野光信議員 選択 63 : ◯議長大谷茂生議員選択 64 : ◯市長井上哲夫君) 選択 65 : ◯議長大谷茂生議員選択 66 : ◯佐野光信議員 選択 67 : ◯議長大谷茂生議員選択 68 : ◯市長井上哲夫君) 選択 69 : ◯議長大谷茂生議員選択 70 : ◯佐野光信議員 選択 71 : ◯議長大谷茂生議員選択 72 : 午後0時6分休憩 選択 73 : 午後1時再開 選択 74 : ◯議長大谷茂生議員選択 75 : ◯水野幹郎議員 選択 76 : ◯議長大谷茂生議員選択 77 : ◯下水道部長水谷嘉孝君) 選択 78 : ◯議長大谷茂生議員選択 79 : ◯水野幹郎議員 選択 80 : ◯議長大谷茂生議員選択 81 : ◯下水道部長水谷嘉孝君) 選択 82 : ◯議長大谷茂生議員選択 83 : ◯水野幹郎議員 選択 84 : ◯議長大谷茂生議員選択 85 : ◯市長井上哲夫君) 選択 86 : ◯議長大谷茂生議員選択 87 : ◯下水道部長水谷嘉孝君) 選択 88 : ◯議長大谷茂生議員選択 89 : ◯水野幹郎議員 選択 90 : ◯議長大谷茂生議員選択 91 : ◯議長大谷茂生議員選択 92 : ◯水野幹郎議員 選択 93 : ◯議長大谷茂生議員選択 94 : ◯議長大谷茂生議員選択 95 : ◯市長井上哲夫君) 選択 96 : ◯議長大谷茂生議員選択 97 : ◯小井道夫議員 選択 98 : ◯議長大谷茂生議員選択 99 : ◯財政部長(奈須庄平君) 選択 100 : ◯議長大谷茂生議員選択 101 : ◯小井道夫議員 選択 102 : ◯議長大谷茂生議員選択 103 : ◯市長井上哲夫君) 選択 104 : ◯議長大谷茂生議員選択 105 : ◯藤岡アンリ議員 選択 106 : ◯議長大谷茂生議員選択 107 : ◯総務部長(山下正文君) 選択 108 : ◯議長大谷茂生議員選択 109 : ◯市長公室長(川北欣哉君) 選択 110 : ◯議長大谷茂生議員選択 111 : ◯環境部長(長谷川正統君) 選択 112 : ◯議長大谷茂生議員選択 113 : ◯藤岡アンリ議員 選択 114 : ◯議長大谷茂生議員選択 115 : 午後2時5分休憩 選択 116 : 午後2時18分再開 選択 117 : ◯議長大谷茂生議員選択 118 : ◯佐野光信議員 選択 119 : ◯議長大谷茂生議員選択 120 : ◯保健福祉部長(水谷善治君) 選択 121 : ◯議長大谷茂生議員選択 122 : ◯建設部長(村山七夫君) 選択 123 : ◯議長大谷茂生議員選択 124 : ◯商工農水部長(堀川芳毅君) 選択 125 : ◯議長大谷茂生議員選択 126 : ◯教育長(佐々木龍夫君) 選択 127 : ◯議長大谷茂生議員選択 128 : ◯佐野光信議員 選択 129 : ◯議長大谷茂生議員選択 130 : ◯建設部長(村山七夫君) 選択 131 : ◯議長大谷茂生議員選択 132 : ◯議長大谷茂生議員選択 133 : 午後2時32分散会 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                           午前10時開会 2: ◯議長大谷茂生議員) ただいまから平成12年10月四日市市議会臨時会を開会いたします。  ただいまの出席議員数は、39名であります。  今臨時会の議事説明者は、市長始め19名であります。    ─────────────────────────── 3: ◯議長大谷茂生議員) これより本日の会議を開きます。  本日の議事については、お手元に配付しました議事日程第1号により取り進めますので、よろしくお願いいたします。    ─────────────────────────── 4:  日程第1 会議録署名議員の指名について ◯議長大谷茂生議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  今臨時会の会議録署名議員に、葛山久人議員及び佐藤晃久議員を指名いたします。    ─────────────────────────── 5:  日程第2 会期の決定について ◯議長大谷茂生議員) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。  おはかりいたします。今臨時会の会期は、本日から10月13日までの11日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6: ◯議長大谷茂生議員) ご異議なしと認めます。よって、今臨時会の会期は、本日から10月13日までの11日間と決定いたしました。    ─────────────────────────── 7: ◯議長大谷茂生議員) この際申し上げます。市長から、先の東海豪雨の際の市の対応等について発言を求められておりますので、これを許します。  市長。
      〔市長(井上哲夫君)登壇〕 8: ◯市長井上哲夫君) 議長よりお許しが出ましたので、私から、去る9月の集中豪雨の件に関して申し述べます。  去る9月11日の集中豪雨で被害を受けられた市民の皆様に対し心からお見舞いを申し上げますとともに、この災害に対する市の対応について皆様から種々ご批判をいただいたことは、私としてはまことに遺憾に思っております。  今後は、皆様から寄せられたご意見、ご批判を真摯に受けとめると同時に、この災害を教訓として本市の災害対策、防災体制の確立に万全を期してまいりたいと考えております。  さて、災害発生直後の9月12日、緊急質問の形で議員各位から種々ご意見、ご批判を賜りました。それらを踏まえ、私としてもいろいろな面で反省すべき点も多々あったと考えております。本日は、その反省点を3点に絞って申し上げたいと存じます。  まず第1点は、状況に対する認識の甘さ、言いかえれば危機管理意識の欠如ということであります。  本市では、これまで10数年、100戸を超える床上浸水の被害を受けるような災害が発生しておらず、加えて下水、排水施設の整備が進んだことにより、水に対する備えはできているとの過信があったのではないかと思うのであります。これは先日もご指摘いただいた豊栄、阿瀬知のポンプ場を始めとした下水道部の対応にもあらわれていると言わざるを得ません。天災は忘れたころにやってくるということわざどおり、次の災害がいつどんな形でやってくるのかだれもわからない中で、常日ごろから万一に備えて、地域防災計画の見直しはもとより、個々具体的な対応についての詳細なマニュアルづくりにも取り組んでいかなければならないと考えております。  第2点は、情報の収集、伝達についてであります。  11日午後2時に災害対策本部を拡大し、9階大会議室に設置するとともに、7本の災害用臨時電話を架設して災害情報の収集に努めたところであります。情報収集といった点についてはおおむね順調に進んだと考えておりますが、結果としては、情報を寄せられた市民の方がたらい回しにされたというご批判もいただいております。この件につきましては、災害対策本部に配置した職員の構成にも問題があったと考えられることから、今後は市政全般を熟知している課長補佐、あるいは課長級のベテラン職員を配置して、その場で適切な対応ができるよう体制を整える必要があると考えております。  情報に対する適切な対応という点で最も大きな課題を残したのは情報の伝達についてであります。収集した情報については迅速かつ正確に市民の皆様に伝えなければならないということは、われわれ行政に課せられた重要な使命の一つであります。今回の災害を振り返ってみたとき、これがうまく機能しなかったという点については、さきの緊急質問でもご指摘をいただいたところであります。  その原因について幾つか挙げられますが、一番大きなものは、災害対策本部における役割分担が明確になっていなかったという点ではないかと考えております。情報を受ける者がだれに伝えるのか、伝えられた者がそれをどう処理するのかといった基本的な流れが確立されていなかった、そのために情報が途中でストップしてしまった。さらに、ストップしないまでも、その情報を本来伝えなければならないところに的確に伝わっていなかったということであります。  特に今回、本市で初めて避難勧告を発令いたしました。この勧告も住民の皆さんにどのような方法で伝えるのか、この雨と浸水の中どうやって避難所まで行っていただくのか、こういった点について十分議論しないうちにマスコミの情報が先行し、住民の皆さんに混乱を招いた結果となったことについて深く反省しなければならないと思っております。  今後、情報の取り扱いについては、的確でわかりやすいマニュアルを早期に作成して、職員にもその周知徹底を図ってまいります。  第3は、災害対策本部の体制についてであります。  現在、災害対策本部は総務部防災対策課が事務局となって運用いたしております。もちろん他の部局も地域防災計画に定める役割を担って行動するわけでありますが、その際における指揮命令系統が確立されていないという点で見直しが必要ではないかと思うのであります。災害時に市の組織の中で一番大きな戦力となるのは消防であります。今回の災害に際しましても、消防本部には警防本部を設置し対策活動を行っており、また、職員を本庁の災害対策本部に配置して、お互いの連携を密にしてまいりましたが、果たしてうまく機能したか疑問に思っております。  今後は、災害対策本部のあり方、特に消防との連携をどのようにしていくかということについて十分検討してまいりたいと考えております。  以上、三つの反省点を申し上げましたが、もちろん反省すべき点がこれだけではないということも十分承知しております。先の9月議会における本会議、委員会において指摘されましたことについても、当然対応を考えていかなければならないと思っております。  最後に、来る23日に防災対策についての議員説明会を開催していただく予定であります。その場において、議員各位から今後の防災対策について種々ご意見を賜ることと存じますが、そのご意見等も踏まえまして、なお一層充実した防災対策に取り組んでまいる所存でありますので、よろしくご理解を賜りますようお願いを申し上げます。 9: ◯議長大谷茂生議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。 10:                         午前10時9分休憩    ─────────────────────────── 11:                         午前10時27分再開 12: ◯議長大谷茂生議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいまの市長の報告に対し、ご質疑がありましたらご発言願います。ご質疑はございませんか。  小井道夫議員。   〔小井道夫議員登壇〕 13: ◯小井道夫議員 どなたも手が挙がりませんので、一番後でと思ってましたのに、どうも済みません。  今の市長のご報告に関連してお尋ねをいたします。  こういう災害というものは市民の生命、財産にかかわる一番大事な問題でございます。9月議会でしたか、どなたかの質問に答えられて、昔はこういう水害がなかったけれども、これからはたびたびあるだろうと、こういう市長の答弁がございました。実際はしかし、昔ようけあったんですね。昭和49災をピークにいたしまして、その前後に集中豪雨が頻発いたしました。そして市内いたるところで浸水をする、言わば、常時浸水地域の解消ということを本市の基本に置いていろいろ施策を展開していく、こういうことであったと思うんです。ところが、こういう過去のきちっとした認識をして、その後も対応しておればよかったと思うんですが、お話のように、少しその点の根本的な認識が弱かったのではないか。既に49災前後の集中豪雨による災害のときにおきましても、ポンプ場の施設が十分でないということは幾つか指摘されておったと思うんです。今度問題になりました阿瀬知ポンプ場でもそうです。ところが、この阿瀬知ポンプ場の排水能力を向上するための抜本的な対策はほとんど何もとられてきておりません。いわゆる経済対策の名において、市の財政を無視した形で、県からの公共下水道整備を押しつけられて、治水対策がどこかに吹っ飛んだ中での公共下水道整備に、むちゃくちゃなといいますか、相当な投資がされてきたわけですが、やはりそういうのが裏目に出ているということをはっきり認識すべきだと。  この市長の報告を見ましても、豊栄あるいは阿瀬知のポンプ場を始めとした下水道部の対応にもあらわれてると言わざるを得ません云々とございますけれども、単なる下水道部の対応だけの問題ではないわけですね。  あと3点まで見ましたけれども、根本的なポンプの排水能力をどう高めるのか、そのあたりについて、これからの施策の中でどういう方向で取り組もうとされるのかがちょっとも触れられておりません。住民サービスを低下させることなくリストラをやるということをよく言われます。まさに手品師のようなことが平然と言われてきたわけでございますけれども、豊栄ポンプ場を始めとして、いわゆる自動化によって人を配置しない中で豊栄ポンプ場の問題も起こってるわけです。  2時40分ごろに委託先の職員が到着したということですけど、45分にポンプが止まっておる。ポンプが止まっていたのが先か、そのポンプが止まったのは記録上あるかもわかりませんが、委託先の業者がそのポンプ場に到着したのは必ず2時40分であるという保証はありません。うまくつじつまが、5分だけの差で合わせたとしか見れませんけれども、そういうポンプ場の管理のあり方もこの際改めて、単に委託委託ばっかりではなくて、そういうポンプのあり方も根本的にもう一遍見直さないと、四日市は長い海岸線にありながら、天井川が多くて強制排水に頼らざるを得ない、そういう面が四日市の地理的条件としてあるわけですから、本当に市民の命と財産、安全を守るという点に立ちますと、これこそ本当に大事にしていかなきゃいけないと、ここらのところについてどういうふうに認識をなさっているのか、お答えをいただきたい。  そのほかにもたくさんございますが、羽津におきましても、垂坂山の公園が2カ所にわたって大きな崩れをいたしました。この対応の問題のときに、開発業者との関連で責任のなすり合いのようなことをして、初動においてそういうことが見られました。何よりもまだ、これから雨が降ってくるかもわからないという状況がある中で、しかも、崩れた、これからも崩れようとするように土が雨で膨らんでしまったものが存在するのに、責任のなすり合いをして緊急の対応をようしない。こういうのは非常に問題だと思いますし、何よりも根本的には、市の所有地、垂坂山の公園があって、その下を開発させて、この水を切る設備がしてない、こんな開発許可を認めたこと自身がおかしいと思うんですね。  ほかにも幾つか、みゆきケ丘の例もございます。こういう急傾斜地のところの開発をめぐって、大概、見ただけでも恐ろしいような開発許可を許しているところがあります。今度の垂坂山のふもとの崩壊も、そういう端的な開発許可のまずさのあらわれだと私は思いますが、そうしたところの認識と、これからの個々の問題の対応をどうなさろうとしておられるのかということをお尋ねしたいと思います。  それから、地元の問題で恐縮でございますけれども、米洗川も堤防天端まで10cmというところまで水がまいりました。かねてから米洗川の下にポンプ場をつくるということはずっと前の約束になってるんです。地元と市との約束になってるのに、それが技術的な問題とか、お金の問題とかでないがしろにされて今日来ております。この問題も改めて検討されなきゃならないというふうに思うわけでございます。この点もどういうふうにお考えか。  それから、豊栄ポンプ場をめぐる問題は水野議員がいろいろお尋ねになると思いますので、今回は私もいろいろ申し上げたいことがございますが、ただしたいことがございますが、割愛せていただき、とりあえず今の点でお答えをいただきたいと思います。 14: ◯議長大谷茂生議員) 下水道部長。   〔下水道部長(水谷嘉孝君)登壇〕 15: ◯下水道部長水谷嘉孝君) まず、ご質問のございましたポンプ場の管理についてお答えをさせていただきます。  雨水ポンプ場の運転管理につきましては、さきの行財政改革の大綱に取り上げまして、昭和63年度から、新富洲原ポンプ場を手始めに順次外部委託を図りまして、平成8年度までに、19カ所の既存施設の雨水ポンプのうち18カ所の雨水ポンプを外部委託をしておるところでございます。直営職員と生活環境公社の人員配置という点もあるんですけど、委託する以前につきましては、一つのポンプ場を5名の体制で直営管理しておりましたが、生活環境公社、あるいはコンビナート企業、こういったところへ委託をすることによりまして、新富洲原ポンプ場と雨池ポンプ場を拠点といたしまして集中管理化、並びに夜間の勤務体制を宿直勤務体制に変更するなど、行財政改革の観点としましては大きな効果を生み出しております。こういったことでございますが、今回の大雨を教訓といたしまして、緊急時の対応も含め、適正な人員の確保に努めてまいりたいと考えております。  また、羽津地区、あるいは富田地区に流れ込みましたワラ対策についてでございますが、現在、ワラが流れるようなところは各水路に、スクリーンと申しまして、ワラとかごみをとめるものがついておりますが、最近のワラといいますと、以前と違いまして非常に短くなった、こんなことからそのスクリーンの目を通り抜けて大量のワラが発生するということでございます。これに対しては、農協を通じるとともに、やはりPRをいたしまして、PRした後も、ワラを除去していない方、それについては個人的にお願いに上がると、こういったフォローでカバーしてまいりたいと思っております。 16: ◯議長大谷茂生議員) 都市計画部長。   〔都市計画部長(鈴木史郎君)登壇〕 17: ◯都市計画部長鈴木史郎君) それでは、羽津山緑地の崩壊につきまして、原因、それから今後の対応につきましてお答えを申し上げます。  9月11日の大雨によります羽津山緑地の崩壊につきましては、隣接します開発地ののり面崩壊に引きずられて羽津山緑地も崩壊したというふうに考えられております。当開発行為によりまして加工されましたのり面は勾配が30度というものでございまして、通常は安定する勾配というふうに考えられておりまして、開発として許可をしたものでございます。しかし、現に崩壊したことによりまして、その原因を考えてみますと、当該地南側ののり面加工のない自然林の斜面におきましては、崩壊することなく現状のままでありまして、それからも、今回の崩落につきましては開発が原因であったのではないかというふうに考えております。  したがいまして、復旧工事につきましては、その原因を保有いたしますもの及び土地所有者、これは土地所有者が別になっておりまして、土地所有者でこの復旧工事をするものというふうに考えておりますが、住民の安全確保、緑地のこれ以上の崩壊を防ぐ観点から、その後の工事におきましては、建設業協会の緊急時における処置体制を要請し対応するとともに、開発者に対しまして緊急時の協力要請をする旨を申し入れたところでございます。  今後の対応につきましては、責任の所在、それから費用負担の点で法律的に明らかにする必要がある部分があるわけでございますが、顧問弁護士の指導のもとに、危機回避の範囲の復旧工事は実施してまいりたいというふうに考えております。 18: ◯議長大谷茂生議員) 市長。   〔市長(井上哲夫君)登壇〕 19: ◯市長井上哲夫君) 小井議員の、米洗川の下流に懸案であるポンプ場の設置を考えなければならないのではないかというご質問に対しまして、私の方からお答えをいたします。  今回のこういう水害被害を前提に、私どもも直ちに防災対策の中でのポンプ場体制、これを考えていかなければならないと。今ご指摘をいただいた点も含めまして検討をしていかなければならないと考えております。 20: ◯議長大谷茂生議員) 小井道夫議員。 21: ◯小井道夫議員 今、市長からお答えがございましたが、要するに根本認識なんですね。それと今後の対応の基本方向の問題です。やっぱりいついかなるときも、治水対策を始め市民の命と財産を災害から守るというのを基本に置いていただくと。その上で、例えば今度問題になりましたポンプ場や米洗川を始めとする河川の排水能力の問題、これのどこに欠陥があるか、あるいはどこを四日市市としては目指していくか。75mmまで引き上げて、全体をそこまで持っていくための具体的な計画を持って年々計画的に進めていくという、そういうものも出されなきゃいかんと思うんですね。その辺についてはかなり内部でも検討されて、相当なお金も伴うことでございますから、一度まとめたものをここに報告していただく、そして議論して、よりよいものにして実行してもらう、こういう道筋があると思うんです。検討するとおっしゃっていただいたので、そういう中には、今私が申し上げたようなことをきちっと含めていただけるものだと思うんですが、いま一度確認をしたいと思います。  それから、垂坂山のあれですが、開発したところに引きずられて山崩れが起きたと言いますけど、雨はどこから降ってくるんですか。下から降ってくるんですか。上から降ってくるんと違うんですか。  それから、土地所有者、開発者が開発が原因でそこに責めを問うということなんですが、そういう側面もありますが、根本的にはそういう開発を認めた、そして、今も申し上げたように、開発部分とその上の市の所有地の分との水を切る設備も設けてないじゃないですか、そんな許可を与えたこと自身が問題じゃないですか。そこのところには一言も言及しないと。時間がありませんので、あと言いたいんですけども、遠慮しますが、残された時間お答えください。 22: ◯議長大谷茂生議員) 都市計画部長。 23: ◯都市計画部長鈴木史郎君) 垂坂山の崩壊につきましては、既に原因者、土地所有者とその費用、復旧方法につきまして合意がされておりまして、現在、決裁中でございます。なお、この原因につきまして、大雨によるのが原因だったのかどうか。その辺のところは大学教授等に依頼をいたしまして、早急に調査をしてまいりたいというふうに考えております。 24: ◯議長大谷茂生議員) 市長。 25: ◯市長井上哲夫君) 今回の集中豪雨が、これまで専門家、あるいは関係機関で予測の範囲を超えているようなものであったと。しかし、最近の日本国内における雨量等の変化を見ると今後もあり得ると、そういう前提で国を始め今見直しに入ったと私は認識しております。その中にあって、当市においても浸水対策について従前の体制を見直していく、その検討に直ちに入らなければならない。その中には当然排水管の太さの問題をどうするか。それから、ポンプ場の増設なり補強をどうするか。この二つが大きな問題になるわけでございます。しかし、一方では財政負担という大きな問題も背後に控えていることはもう議員ご指摘のとおりでございます。そうした中で私どもは、やはり市内に流れる河川で今回溢水といいますか、あふれ出ることがなかった河川、あるいはあふれ出た河川についてもう一度検討していくということを申し上げておるわけでございます。 26: ◯議長大谷茂生議員) 他にご質疑はございませんか。  水谷優志議員。   〔水谷優志議員登壇〕 27: ◯水谷優志議員 それでは、質疑をさせていただきます。  先ほどの市長の報告、それと9月議会においての議員の皆様からの報告に対する質疑等でさまざまな問題点が指摘されておりましたが、それらすべてを包括するといいますか、今後の下水道行政の進め方について若干お伺いしたいところがございますので、質問させていただきます。  今回の、特に下水道整備の部分において、大きな原因として数点が考えられると思うんですけれども、その第1点目としては、都市下水路で幹線水路がまだまだ完成されてない区域、例えば羽津茂福都市下水路の3号、4号幹線が未整備であったために茂福の一部が浸水してしまった。あるいは落合、これは公共下水道の方ですが、落合雨水幹線の一部が未整備であったために近鉄のところ、あるいは国道のところでございますが、そのために新正付近が浸水してしまったというような点が指摘されるかと思います。  2点目におきましては、都市下水路から既に公共下水道に包含されている地区、あるいはもともと公共下水道事業で整備が進められている地区、それぞれにおいての排水区全体の面的な整備、特に上流部が完成されていない地区、例えば今回、市役所を中心とした部分というのがそのところに当たるかと思いますが、この辺のところが原因で浸水してしまった、あるいは道が冠水してしまったところが2点目の指摘点だと思います。  さらに3点目としましては、降雨強度式の基準が、昭和62年以前の5年確率の時間当たり50mmないし54mm、あるいは10年確率の時間あたり64mmで整備された排水区の中で、排水能力以上の降雨が短時間のうちに集中的にあったことが原因による地域、あるいは、例えばですが、雨池都市下水路の2号幹線の整備が時間当たり54mmだと伺っております。これに対して、それ以上の降雨がございましたので浸水してしまった新正付近がこれに当たるかと思うんですが、そのような部分が指摘されるかと思います。  また、それ以外には、先ほど小井議員からのご指摘がございましたとおり、切りワラのところ、あるいはポンプの管理体制の不備、例えばポンプの制御盤の浸水による作動不良、さらには六呂見、小浜、大治田のようにもともと地盤が低い、道路及び側溝よりも低い地域というところがそれぞれの浸水の原因になったかと思います。  これらを念頭におきまして、長期的な下水道整備あるいは短期的な整備について、私なりの若干の考察も踏まえてご質問させていただきます。  まず将来的には、先ほど小井議員もおっしゃいましたが、降雨強度式の基準をより高い基準に置きかえて下水道の整備計画を見直すべきだと考えます。  現在、四日市市の地域では10年確率の時間当たり75.1mmが最も高い基準とされておりますが、既にそれを超える雨量が観測された以上、行政の責任においてこの現在の基準以上の数値基準を本市独自で定め、総合的な治水対策を進めることが重要であるかと考えますが、いかがお考えになりますか、ご所見をお答えいただきたいと思います。  ただ、この高い基準で整備を進めることは長い年月と莫大な費用が必要であり、単にポンプの増設だけではクリアできないかと思います。つまり、各排水区ごとにポンプ場施設の新たな設置が必要な上に、幹線の拡張が現実的ではない中、幹線のバイパスを増設する、並びに雨水の調整池の新たな整備が必要であるかと考えます。例えば、今回浸水した市役所周辺の中心部は、納屋排水区、阿瀬知排水区、常磐排水区の一部で構成されておりまして、事業認可区域のほぼ全面の整備が完成している地域ではありますが、降雨強度式の基準が5年確率の時間当たり50mmの設定でありましたので、これを10年確率の75.1mmに排水能力を高めるためには、例えば諏訪公園の地下にあるような調整池を、設置場所等の大きさによりそれぞれ違うんですが、大小合わせて15カ所、約500億円から600億円が必要であるというふうに伺いました。また、かなり長い時間がかかるのは当然のことでございます。これらのことから、既に面的整備が完了している排水区であっても、将来、より高い基準を満たすために早い段階から調整池などの整備を進め、長期的な治水対策が必要であるかと考えます。これらについてもどのようにお考えになっておられるか、ご所見をお聞かせいただきたいと思います。  次に、短期的な整備計画についてお伺いいたしますが、現在、一般会計で進めております都市下水路事業と、近年、汚水処理を重点的に進めていると思われます公共下水道事業、この二つの事業の進め方について整合性を持って有機的に整備を進めていかなければならないと考えます。  まず、都市下水路整備の事業の経緯につきまして若干触れさせていただきますが、四日市市においては昭和40年代から、当時、公共下水道事業の区域外であった区域で浸水が多発したことなどにより、公共下水道に先駆けて整備が始まったのが都市下水路であると伺っております。その後、公共下水道事業認可区域と重なってきた区域については、雨水事業においても公共下水道事業に切りかえるのが望ましいとの観点から、既に羽津都市下水路と塩浜都市下水路を公共下水道に編入し包含されております。もともと都市下水路事業は浸水被害が特に常襲的に発生する地区で、公共下水道事業に先立って雨水排除を緊急的に実施する必要がある場合に行う事業であることや、公共下水道事業に比べて国庫補助率が低く、また地方債の発行比率も低いので、市費の単年度での持ち出しが大きく、また、基本的には幹線の整備のみであり、面的整備が劣るところもありますので、これらの点についても公共下水道に包含することが望ましいと考えられます。  そこで、市長にお伺いいたしますが、現在も一般会計で整備を進めている残りの朝明、雨池、羽津茂福の3都市下水路について、都市下水路事業の計画幹線水路の整備を、今後2~3年のうちに公共下水道に編入できるように重点的に予算配分して、整備を積極的に進め、2~3年後には都市下水路をすべて公共下水道に包含させ、その後、面的整備を公共下水道事業において進めることを要望させていただきますが、いかがお考えになりますか、お聞かせください。  また同時に、現在の下水道事業において、汚水と雨水の事業比率はおおむね3対1であると伺っております。この比率を3対2まで雨水にシフトして雨水事業の事業費をふやし、公共下水道事業における雨水事業を積極的に進め、面的整備はもちろんでございますが、幹線及びポンプ場の整備もより積極的に進めることも要望いたします。  このときに、汚水衛生処理率が当然ながら計画よりもダウンされるかと思いますが、その部分は合併処理浄化槽のより積極的な導入により、当然調整区域ではございますが、そういう形で汚水衛生処理率の向上を維持していただきたいと思います。この辺の予算シフトについてご所見をお聞かせいただきたいと思います。  最後に、都市の雨水処理能力の整備などの必要性は、日常的な生活の中では説得力のある要望や根拠ある理論的な説明は余り機会もありません。非常に難しいかと考えます。また市民も、行政に対して日常生活に身近なほかの行政サービスの要望を行いがちです。ですから、これらのことに関してはなかなか気づきにくい事項でもあるかと思います。そこで、今回の災害を機に下水道行政の向上が図られますよう、貴重な議論の機会と考えておりますので、ぜひ積極的なご答弁をお願いしたいと思います。 28: ◯議長大谷茂生議員) 下水道部長。   〔下水道部長(水谷嘉孝君)登壇〕 29: ◯下水道部長水谷嘉孝君) 今後の下水道行政の進め方についてお答えをさせていただきます。  まず、1点目の汚水対策事業の見直しについてでございますが、本市の下水道事業と申しますのは昭和29年から始めておりまして、雨水対策につきましては、計画を定める時点で基準を採用していることから、中心市街地あるいは雨池都市下水路のエリアにおきましては、整備基準が低い現状となっております。しかしながら、ある程度整備が今回は進んでいたために、昭和49年の集中豪雨のような甚大な被害には至りませんでしたが、今回の集中豪雨で得ました教訓を生かしまして、既存の施設を生かした排水能力の向上を図るということを目標として、遊水機能の確保、あるいはバイパス水路の検討、あるいは雨水調整池の増設など、総合的な治水対策を推進してまいりたいと考えております。  次に、2点目の都市下水路事業と公共下水道事業の今後の進め方についてお答えをさせていただきます。本市におきましては、市街化区域内の浸水被害を防除するために、都市下水路事業と公共下水道事業の二つの事業でポンプ場、あるいは幹線水路の整備を進めておりまして、あわせて、古い時代につくられた整備基準の低い施設の増強対策に取り組んでおるところでございます。このうち都市下水路事業につきましては、雨池、羽津茂福、及び朝明の3都市下水路事業で整備を進めておりますが、ご指摘のように早い時期に公共下水道に包含いたしまして、面的な整備を可能として、なお一層整備効果を上げるような事業を進めてまいりたいと考えております。  3点目の、汚水事業から雨水事業へのシフトについてでございますが、下水道事業につきましては、以前から雨水事業を重点的に行ってまいりましたが、近年の生活水準の向上に伴いまして、市民の皆さん方から汚水を延ばすというような声が出てまいりましたので、最近は、汚水事業へその重点を移しまして整備を進めております。平成4年にはその割合が逆転いたしまして、過去3年間の事業比につきましては、公共下水道事業と都市下水路事業を合わせると、おおむね汚水と雨水の割合が3対1ということになっております。しかしながら、今回の災害での教訓をもとに、今後は、厳しい財政状況ではございますが、汚水から雨水へ事業費をシフトしまして、雨水整備のより一層の推進を図る必要があると考えております。 30: ◯議長大谷茂生議員) 市長。   〔市長(井上哲夫君)登壇〕 31: ◯市長井上哲夫君) 水谷優志議員のご質問には、おおむね下水道部長がお答えをさせていただいたと思っておりますが、私へもということでございますので、1点のみ申し上げたいと思います。  今、私どもの財政状況の中で下水道会計への繰出金が年間70億円を超えるということで、私どもも非常に苦慮して、これをいかにこれ以上膨らまないようにするかというような議論をしておったわけでございますが、そうした矢先に今回の集中豪雨による水害被害を出してしまいました。そういう点では、今議員がご指摘のように、汚水対策から雨水対策をも重視しての、そういう施策に切りかえをしなければならないのではないかというご提言でございます。私どももこの点は真摯に受けとめて、今後の検討課題にしていきたいと思っております。 32: ◯議長大谷茂生議員) 水谷優志議員。 33: ◯水谷優志議員 ご答弁いただきましてありがとうございます。  まず、下水道部長にもう一度お伺いしたいのですが、答弁の中で降雨強度式の基準を高くする方向でということなんですが、具体的に国が示してます10年確率の75.1mmを超えるような基準にするのかどうか。その辺の部分だけ、現在でも四日市の特に中心街は、5年確率の50mmでまだ進んでおりますので、その辺をどういうふうにクリアするのかということをお伺いしたいと思います。  それと、都市下水路を早急に公共下水道に包含するような方向でという答弁でしたが、これに対しても、当然ながら予算的な措置が要るわけでして、この辺は予算の配分をどなたが決定権を持ってるのかということはちょっとわかりませんが、市長がもしそういうふうな方向でご答弁いただけるんであれば、2~3年のうちにということが公共下水道への包含になるのが現実的であろうと思いますので、予算の配分について市長にもう一度ご答弁いただきたいと思います。  それと、汚水と雨水の割合ですが、これも雨水にシフトしていきたいとということですが、具体的にどの程度の数字を考えておられるか、下水道部長にもう一度お答えいただきたいと思います。  以上3点です。 34: ◯議長大谷茂生議員) 下水道部長。 35: ◯下水道部長水谷嘉孝君) まず1点目の整備基準の件でございますけど、現在、先ほども言いましたように古い施設は大体1時間当たり50mmの降雨に対応できると、こういうようなことでございますが、それじゃあ、これを果たして100mmにするのか、70mmにするのかというようなことは非常に時間、長い年月と莫大な費用がかかる。ということは、同じような施設をまたもう一つつくらなきゃならぬ、こういうような事態が発生してきますんで、まず考え方としましては、諏訪公園につくりました調整池のようなものをつくる、そういったことで排水機能を高めていく。あるいは現在計画しておりますポンプ、これらを早くつけると、こんなようなことで考えております。  それともう1点は、予算の件は私どもの圏外で、これからどんなふうにしていくのかということはこれから検討してまいりたいと思います。  雨水と汚水の比率につきましても、平成4年では、先ほども言いましたように逆転をしたわけでございますけど、できることであれば、今回の浸水被害を踏まえまして、フィフティー・フィフティーに高めてまいりたいと、こんなふうに考えております。 36: ◯議長大谷茂生議員) 市長。 37: ◯市長井上哲夫君) 今、財政といいますか、予算措置のご質問があったわけでございますが、私ども、今、これからの3年間の推進計画を組むという内部検討をしておりまして、その中で当然、今回の水害に対する短期的対応策というものは検討事項に入ってくる。したがって、雨水対策も、今、下水道部長がお答えいたしましたように高めて、フィフティー・フィフティーまで持っていかなければならないというふうには思っております。ただ問題は、財政の余裕がない中でどのようにあらゆる手を尽くしていくかということになると、遊水池等を設置していくことも含めまして、短期的対策を組み込むというためには、これから細かい議論と細かい組み立てを必要とするのではないかと思っております。私の方としては、合併浄化槽にシフトをしていくということも、ご提言にありましたように、一つの問題ですし、雨水と汚水の合流地域におきましてはこの分離策ができるかどうか、こういうことも検討事項の中に入れていかなければならないと、このように考えております。
    38: ◯議長大谷茂生議員) 小林博次議員。   〔小林博次議員登壇〕 39: ◯小林博次議員 報告は聞かせていただきました。少し問題が足りないかなというふうに思うわけであります。市民の皆さんに対してこういう報告であれば、聞いてれば、何かしてくれるのかなと、こういうふうに思うわけでありますが、しかし、振り返って考えてみると、項目別に少し見直しが要るのかなと思うわけです。  まず、先ほど来論議がありますが、一体何ミリの雨に耐えられるような排水機場の整備をしていくのか。そのあたりをもう少し、現状を幾ら聞いても、例えば阿瀬知川に何ミリの雨が降ったらもつんやと、こういうふうにお尋ねしても、返ってくる答弁は、50mm、5年確率。ですから、5年ごとに川はあふれますよという答弁が返ってくるわけであります。それでは話にならぬわけで、例えば、ポンプに頼って排水するという発想と、できれば調整池をつくってその後排水、こういう考え方があるわけでありますが、私どもの方から、例えば調整池の問題でいいますと、水田なんかのあぜを10cmぐらい上げるように、農民の方にご協力いただいて、調整池の役割を果たしたり、それから雨が降っていますと、三滝川なんかからは市内にそのまま水が入ったままになってるわけです。ですから、せめて水害の発生する時点は水を入れないぐらいの対応をしたり、あるいは場所によっては、これは今回の場所とは違いますが、工業排水は水門の中に排水してる場所もあるわけであります。そうすると、そういう場所は、集中豪雨が発生する時点ではまず工場にも操業停止をお願いする。あるいは我々も家庭の水道、あるいは水洗便所の使用について、そういうときは少し見合わせてくれんかと、こういうふうなお願いを日ごろからしておくようなことなんかもあわせて考える必要があるのではないか。  それからまた、ちょうどどしゃ降りの時点で、三滝川なり、あるいは伊勢湾の方は満潮ではありませんでしたから、道路を使った排水ができたはずでありますが、海岸の防潮堤が災いして実際には排水できないということでありますから、そのあたり、そんなに費用がかかるわけではありませんから、加工して水を排水させると、こんなようなことなんかも考えておく必要があるのではないか。  ただここで、私、市長に聞いておきたいのは、今答弁の中に調整池という話がありましたが、旧市内、このあたりの問題で言いますと、諏訪公園に2万t貯水槽がつくられましたが、引き続いて三滝通りにも貯水槽をつくり、旧市内の雨水対策をやるという方向で動いたんですが、市長かわられてからこれがストップしたわけです。今答弁聞いてると、またスタートしたみたいでありますが、それでは少し問題がありはせんか。金がないからではなくて、やっぱり今まで進んできたことについて、バブルのときのむだ金遣いという発想でとめられたというなら、これは納得できるわけでありますが、そうではないわけでありますから、その辺の反省があってその次に進んでいかれることの方が望ましいんではないかなと、こんなふうに思います。  それから、その次に体制の問題でありますが、各地区市民センターにあらかじめベテラン職員、これは下水とか道路とかで結構だと思いますが、ここに人をあらかじめ配置をする。そこに地域の対策本部をきちっと設定をしていただくようなことも考えてほしい。今も対応されてるということでありますが、不十分でありますから、そのあたりきちっと対応できるようにしていただく。  それから、例えばこの議場に、11日の集中豪雨の時点では、防災服で入っておられたのは消防長だけだというふうに私見ていたんですが、やっぱり危機意識そのものが行政全般にわたって、ないというふうに私は思うんです。ですから、そのあたり、体制つくるときと危機管理、ですから、市長は普段怖い顔してますが、そうではなくて普段はにこやかに、一たん有事の際はかなり厳しい表情で対応していただきたいと。こんなふうに、有事の際ににこっと笑って座っておられたら困ると。ですから、下水道部長とか、あるいは消防がという振り方ではなくて、総責任者としてもう少し自覚が要りはせんかというふうに思うわけであります。  その次に、今後の問題についてでありますが、例えばごみの問題ですとか、さまざまな市民生活にかかわる問題がものによって発生してくると思うんです。その場合、今回はたまたま集中豪雨でありましたが、市長になられてから、雪害がありました。それから風害があり、今度水害で、あと残ってるのが地震とコンビナート災害、大火、こんなぐらいの災害が残ってる。市長の任期中にあるかどうかわかりませんが、やっぱりそれらに対応していこうとすると、被害住民の人、あるいは問題意識を持たれた市民の皆さんに、口頭でもいいですし、紙面でも結構ですが、問題をずっと投げかけていただいて、どこに問題があるのか。場所によって随分問題は違うと思うんです。それから、災害の種類によって全部対応も違ってくると思いますから、避難場所は画一的に小学校になってますが、例えば我々の近くだと小学校もありますが、中部電力とか、水の場合でいきますと、水がつき過ぎてそこへは行けないとか、こういう問題が出てくるわけでありますので、かなりきめの細かい対応、これをやっぱり望みたいな、こんなふうに思うわけであります。  そのほかにもたくさん聞きたいことはありますが、あんまり聞くと一般質問みたいになりますので、問題点だけ指摘をして、市長の考え方があればご答弁いただきたいなと、こんなふうに思います。 40: ◯議長大谷茂生議員) 市長。   〔市長(井上哲夫君)登壇〕 41: ◯市長井上哲夫君) 順序が少し乱れるかもしれませんが、小林議員のご質問にお答えをいたします。  先ほど三つの反省点ということで、私も皆様にご報告かたがたおわびをしたわけでございますが、危機管理意識をどのように向上させていくか。それはまさに私自身がその先頭に立たなければならないということはご指摘のとおりだというふうに思っております。で、今回、先ほどの反省点でも申し上げましたので、具体的にじゃあ三滝通りのところの遊水池というか、貯水槽をどうするかという問題でありますが、私の考えというよりも、今回の水害を反省して、雨水対策の総見直しをしなければならないということを申し上げておりまして、その中にいろいろな課題が入ってくるであろうというふうに考えております。  その一つが貯水池、ないしは遊水池をどのようにふやしていくことができるか。あるいは堤防のかさ上げ等もできるかできないか。これらについても、単に排水管の太さを太くしていくとか、排水ポンプの増強を図るという以外に課題があろうかと思っております。  それから、下水道等に長年従事した職員を、やはりこういう緊急災害対策の場合にすぐ駆けつけられるような、そういう体制は、ご指摘のとおり直ちに再検討してやっていかなければならない。特に今回、水害の被害が出た地域におきましては、一つの考えで言えば、地区市民センターへの職員配置にもその辺を考えなければならないと、このように反省もしたわけでございます。  問題は、財政が厳しいからできないというふうなことを私も申し上げるつもりはありません。予算の配分の中で何が先行すべきかという問題では、今回の水害について、治水対策が非常に優先度が高いという認識を持っておりますので、今後もご理解をお願いしたい。 42: ◯議長大谷茂生議員) 小林博次議員。 43: ◯小林博次議員 ご答弁ありがとうございます。  災害のときの職員配置の問題で、地区市民センターへ配置していただく。これはその方がいいなというふうに思うわけでありますが、例えば民間に委託したポンプ場、18カ所あるんですか。そのうち問題を起こしそうな場所については、あらかじめ、警報なり対策本部が設置された時点か、あるいはそれ以降の時点で、そこへ職員を派遣する、そういうようなことなんかも要りはせんかと。あるいはよくワラくずで、網が詰まって機能しなかったと、こういうふうな話があるわけですが、10cmに切ってるワラ、これ例えば、この前から市の方にお願いしてるわけですが、刈った草を肥料化したいという会社が申し出をしてるわけでありますが、環境部、県も市も、産業廃棄物だから肥料化できないという答弁で全く動かないわけでありますが、その中にワラくずなんかも含めて肥料化もしたいなという発想があるわけでありますが、それもできない。片方ではリサイクル社会だと言いながら片方では全然だめ。そのことが水害になると、今度は網に詰まってえらいこっちゃ。で、市民に説明したら、網に詰まる前に水が来とったやないかということでおしかりを受けて、えらいことになってるわけでありますが、そんな問題についても、一つだけの視点でものをとらえずに、広い範囲でものをとらえ直して考えてみていただきたいなと、これは要望にとどめておきたいと思います。  それから、もともと四日市は乱開発、工場をつくっていくための乱開発で、結局、水害あるいは産業公害をもらったわけでありますが、その反省で、その後まちづくりが進められているわけでありますが、しかし、再三指摘されますように、開発の仕方そのものにやっぱり問題があって引き続き災害が増幅してると、こういう場面もあると思うので、今後の開発行政についてもう少しきめの細やかな対応が要りはせんかと。ですから、やることだけやらしておいて水もらったら、後でポンプつくってかい出すとか、あるいは貯水池でためるかというだけでは少し幅が狭いんかと、こんなふうに思うわけでありますので、もう少し幅の広い、角度の広い考え方で対応していただきたいなと。  それから、答弁ありませんでしたが、後でごみが出たりいろんな問題があると思うので、そういうものについてもあらかじめ、例えば風害のときに民の木が道路にこけるとどけてくれましたが、民の木が民にこけるとほったらかしということで、そういうことがあったわけであります。さまざまなケースがあるわけでありますが、問題をやっぱりきちっと処理をしていくための何か考え方、マニュアルづくり、これをきめの細かいやつをつくっていただきたいと思うわけでありますが、それをつくるには、先ほど私言いましたように、被害住民の人の意見をきちっと聞いて、そしてきめ細かい対応というんですか、そういうことをやっておかないと、何遍たっても同じことを繰り返すんではないかと、こんなふうに思っていますので、その点もひとつ掘り下げておいていただきたいなと、こう思います。  それから、水害対策をやる場合は大変な費用がかかるわけでありますが、それと時間がかかるわけであります。そうすると、調整池一つつくるにしても、例えば5年周期の水害では間に合わぬと思うんですね。しかし、住民の方はすぐにでもしてもらえるような、してもらいたいような気持ちを持つわけでありますから、極めて簡単にできる方法、初歩から一回見直しをしていただいて、さっきも私申し上げましたが、雨がいっぱい降ってても、三滝川の水はそのまま阿瀬知川、だから市内方向には流入し続けているわけであります。少なくともこれは警報が出た時点で、ちょっと水どめさせてくれということで、とめることも可能ではないかと思うんです。その水の量がどのぐらいあるのか私わかりませんが、焼け石に水かもわかりませんし、あるいは少し効果があるかもわかりませんし、それからまた、一遍に上流の水が下流に来ないように、一定の障害をつくりながら水を誘導するというようなことなんかも、そんなに費用も時間もかからないでできるんではないかと、こんなふうに思うわけでありますので、住民の皆さん、あるいはまた専門家の皆さんの意見を聞いて、ひとつマニュアルづくりを積極的に行ってほしいなと、こんなふうに要望しておきます。  この中でご答弁いただける点がありましたら答弁してください。 44: ◯議長大谷茂生議員) 市長。 45: ◯市長井上哲夫君) 先ほど私の方から申し上げましたが、防災マニュアルの早期の見直しと作成、この中には、今、議員がご指摘のように、例えばポンプ場の管理体制、これは先ほど下水道部長がお答えしましたように、昭和63年から平成8年までにほとんどのポンプ場を委託業務化に切りかえた。しかし、じゃあそれを見直すという場合に、民間の技術者の方と、市の我々と、それから委託先とで細かなマニュアルを作成し、訓練といいますか、学習を高めると、こういうふうなことも実はもう直ちにやらないといけないのではないか、このように考えております。 46: ◯議長大谷茂生議員) 小林博次議員。 47: ◯小林博次議員 委託先を変更せいとか、そんなことは申し上げませんので、ただ、警報が出た時点で市の職員がやられてるかどうかというチェックをすれば事足りるかと、こんなふうに思ってますので、以上です。 48: ◯議長大谷茂生議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。 49:                         午前11時27分休憩    ─────────────────────────── 50:                         午前11時37分再開 51: ◯議長大谷茂生議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  川口洋二議員。   〔川口洋二議員登壇〕 52: ◯川口洋二議員 本日は、先ほど市長が表明されたことについてのみ質問ができるということでございますので、改めてお尋ねをしたいと思いますが、本日市長が述べられました3点については、いずれも、3行目に出てくる市長が遺憾に思うというのは、僕は疑ってるところです。非難を受けたのを遺憾に思ってるというふうに受けとめておるところで、全然反省してるように見えないというのが感想でございます。  それから、この3点についてでございますが、危機管理意識の欠如、情報伝達、災害対策本部のあり方ということでございますが、いずれもまさに責任転嫁の表現であります。これは3年半に及び井上市政がとってきた行政と、本日、それから9月定例会の報告に対する質疑における答弁をお聞きいたしますと、突然行政運営を変えようとするのかなというふうにしか受け取れません。といいますのは、例えば普通建設事業費を半減いたしました。おかげで、私も一般質問したことがありますが、防災訓練においても建設業者の方は協力しなくなった。防災訓練に参加するために入札をかけてるというようなことをしてるわけですが、半減したために、今度の災害において業者さんは一切協力しなかったということが明らかに出てきております。  それは、常日ごろから市長が市民と協働でまちづくりをしたい。それからパートナーシップを持ってということを言ってるところでございますが、そういうことを申し上げてるならば、市民の方も、それから業者ボランティアももう少し動いてきたんではなかろうか。だから、常日ごろからこの議場における言葉遊びに終わっているがために、そういうようなことが起こってきてるんではなかろうかなという気がいたします。市長のお言葉の中には、10数年何もなかったんで、過信があってという言葉に出てはおりますが、公共下水道の起債額について目のかたきにしてまいりました。900億円あるから。そのことについては、もう少し市民の皆さんに、非常に重要だし、必要だからこの予算は、またこんだけの起債があるんだよということを説明しなさいよと言ってきたにもかかわらず、財政部長も目のかたきにして、ここで答弁をしておりましたが、やはり下水が果たした役割は、今度水のつかったところはありますが、大変大きな役目を果たしてるということは明確に出すべきであります。だから、起債についても、この問題はよかった、この問題はどうだったということを分析して言うべきだったんではなかろうか。それは小林議員もおっしゃってるところでございます。そういう意味では、市長の行政運営というか、市政運営が一貫してないというところにあらわれてるんじゃないかなという気がします。  どなたかの質問で、職員配置についても検討していきたいということでございますが、金を減らして、意見を聞かない職員に対して、職員に動けと言ったってなかなか動かないという気がいたします。行政改革とか、職員のそういう意識改革というものについても、もう少し反省していかないといけないんじゃないかなという気がいたしますので、ご答弁できるところがありましたらよろしくお願いいたします。 53: ◯議長大谷茂生議員) 市長。   〔市長(井上哲夫君)登壇〕 54: ◯市長井上哲夫君) 川口議員のご質問にお答えをいたします。  きょう皆様方に三つの反省点ということで申し上げたわけでございますが、これは私のほぼ4年間の行政運営の姿勢を変えるものかと。これを変えるものではありません。  防災訓練で建設業界の皆様からのご協力がいま一つであったというご指摘でございますが、これは私どもの投資的経費が大幅にダウンしたからだというご意見もありました。しかし、私はそういうふうには受け取っておりません。今、経済界における非常に苦境の中で、なかなかこれまで以上のご協力が得られにくい。しかし、それでもなお防災について私どもは業界のご支援、ご協力をこれからもお願いをし、そのための環境整備を図っていかなければならないと考えております。  それから、財政の問題でございますが、やはり私自身が一番苦慮しているのは、例えば平成12年度で公債費の負担比率が15%を超えてしまう。しかも、それは今後数年間なお上昇して、平成15年ないし16年には18%も超えると、こういう予測のもとにおいては、やはり財政運営は非常に厳しい中で慎重を期していかなければならない、こういう考えでございますので、今後もご理解を願いたいと思います。その中で、やはり今回反省すべき点は、雨水対策について、短期と長期の対策をどのように立て直していくかということでございまして、この検討にすぐさま入らなければならない。  三つ目の問題でございますが、職員体制の配備の問題でございます。  やはり水害、2年前は風の害、いろいろな災害対策の中において、きょう申し上げましたようにベテランの職員をいかに的確に配備できるか。このためのマニュアルだけでなくて、知恵を考え出さなければならないだろうと思っております。こういう点については、先ほども民間人の起用、あるいは応援という体制もその中に組み込まなければならないというご指摘も受けておりまして、職員の配備について、反省を踏まえて検討をしていかなければならないと思っております。  職員の意識改革の問題でございますが、これはなかなか弁解がましくなりますので申し上げませんが、一気に行かないところもございます。しかし、この4年間を見てまいりますと、随分と四日市市の職員の意識改革は進みつつあるというふうにも思っておりますので、今後もいろいろな苦言をちょうだいしながら、一層意識改革に努めなければならない、このように思っております。 55: ◯議長大谷茂生議員) 川口洋二議員。 56: ◯川口洋二議員 ご答弁ありがとうございます。  まさに国際障害者年とか、環境年とか、婦人年というと、その年だけ一生懸命やるがごとく、災害が起きると、この場所だけちょっと答弁しとけばいいわというふうにしか聞こえません。結局、お金がない、予算がない、心がない、職員もいない、そういうような状況にありまして、それをどう思うかというところが一番大事じゃなかろうかなという気がいたします。今ご答弁の中にありましたように、ベテランの職員といったって、日ごろの市政運営における心の中があって、ベテラン職員がどういうふうに動くか想像ができるところでございますが、僕はマイナスに作用していくんではなかろうかという気がいたします。だから、今申し上げましたように、常日ごろからパートナーシップだとか、耳障りのいいこと言いながら、その協働システムをどうしていくかということをやらないで、急に業者さんにお願いしますと言ったって、土のう袋持って走ってきてくれる、重機をただで貸してあげましょうというようなことがなかったんではなかろうかということは、認識不足でありますし、それは今後の推進計画といいますか、災害体制についてもう一度反省をしておいていただきたいと思います。  それから、災害体制の中で、富田、富洲原の地域の避難場所が、いつもというか、常時浸水地域というか、非常に地レベルの低いところに避難場所が設定されておりまして、もう避難場所すら水がついてるということでございますので、避難場所のあり方についてもう一度検討しておいていただきたいと思います。  それから、豊栄ポンプ場の件でございますが、ポンプ場の入り口が、私地の土地になっておるところでございます。ですから、今、管理人が北側の土手から行って、機械の上を渡って管理をしているという状況にあるわけですね。だから、南の土手は私地ですから、例えばもう管理して要らんよ、入ってきたらあかんよと言って塀をされても文句を言えないというのが豊栄ポンプ場の立地条件になっているわけですから、そういう意味では、早く下水道部なり四日市港管理組合なり、また四日市市の管財課で手当をして、その土地を購入しておかないと、今後もう少し、豊栄ポンプ場がいろんな危機に陥ったときに修理できない状況にある。私地に入って修理をしなきゃならない。現実にあの日たまったごみも私地駐車場を借りて整備しているというような状況にあるわけですから、これについては早く対処をしていかなきゃならないという気がいたしますので、市長の方からご答弁いただきたいと思います。 57: ◯議長大谷茂生議員) 市長。 58: ◯市長井上哲夫君) 豊栄ポンプ場の立地状況につきましては、今、議員の方からもご指摘がありましたが、私どもとしても、四日市港管理組合が所有しているポンプ場でございますが、この問題を検討事項に入れていかなければならないと考えております。ただ、現状では、その土地の利用に具体的な支障をもたらしているというふうなことはあるようには聞いておりません。今後の課題の中には、このご指摘を私の方も検討課題に入れていきたいと思っております。  それから、避難場所の確保でご提言があったというふうに思っております。さらに、ポンプ場の民間企業の協力、例えば今回も豊栄ポンプ場のポンプが停止したときに、民間の方でポンプの借り上げを検討したわけでございますが、あいにく近くに大きな借り上げるポンプがなかったというような事情もありますが、この点も反省の中に入れなければならないと思っております。 59: ◯議長大谷茂生議員) 川口洋二議員。 60: ◯川口洋二議員 いずれにいたしましても、市民の皆さんと役所、そして業者の方も含めた市民の皆さんと、それから職員と、行政のスタッフとの人間関係が、また、この危機を脱出するためには非常に大きな役割を果たすかと思います。私どもから見ますと、それぞれに対して、今の市政運営が風通しよく、心が通ってるという認識は持ちにくいという状況にあるわけですから、その点について十分反省をいただき、また、考え方を新たにして臨んでいただくことを要望して終わります。  ありがとうございました。 61: ◯議長大谷茂生議員) 佐野光信議員。   〔佐野光信議員登壇〕 62: ◯佐野光信議員 私からも数点お尋ねをしたいと思います。  先ほどポンプ場の運転管理の問題が出されまして、職員数、人数をふやしていきたい、こういう答弁があったわけですけれども、行財政改革で大きな効果を生んだ、こういう答弁でしたけれども、じゃあ、行財政改革をして人数は減ったけれども、市民に災害を与えていいものか、こういう点についてどう考えておられるのか。行財政改革を検討されるときには、まさに安ければいい、そういう発想だけで、いざというときのこういった災害時の対応、対策、こういうものが全く考えられていないのではないか。この点が心配されるし、外部委託にすることによって無責任体制になってくる。これがまさに今度の結果にあらわれてきたのではないか、こういうふうに思いますが、この点についてお尋ねをしたいと思います。  それから、雨の問題が、時間雨量幾らにして対策をとるのか、こういう問題と同時に、私は、開発問題もさっき出されてまいりました。農地がどんどん開発されて、まさにコンクリート化されて、アスファルトにされて一たん水という形で下流に流れていく。そういう点で、日ごろから言われているまちづくりというのが全く欠如してるんではないか、この点についてもお尋ねをしたいと思います。  それから、市長の報告を聞いてびっくりしたわけですけれども、詳細なマニュアルづくり、これが3点のうち2点も出てきます。実は5年前の阪神・淡路大震災以来、地域防災計画も含めて見直したはずなんです。そのマニュアルの中に何でこんな対策がとられてなかったのか。全く有名無実のマニュアルであった、地域防災計画であった、こう指摘をせざるを得ないわけでございます。  さらには、災害対策本部に配置した職員の構成にも問題があった。対策本部に配置された人、きちっとマニュアルをつくって、どう対応するか、これは決められたはずなんです。これもなかったというんですか。これでは全く反省にもなってないわけです。それとも、もともとこういう対策そのものがなかったマニュアルだったのかどうか、この点についてもお答えいただきたいと思います。  それから、指揮命令系統が確立されていない。市長みずからが本部長のはずです。しかも注意報、警報が出されて、対策本部もつくられているのに、なぜこんなものが反省点として上がってくるのか。先ほどから皆さん方がお話がありましたように、風水害、いろいろ経験してるわけです。にもかかわらずこういったものが反省点として上がってくる、この点はまさに危機管理意識の欠如以前の問題ではないか、こういうふうに思うわけですけれども、答弁をいただきたいと思います。 63: ◯議長大谷茂生議員) 市長。   〔市長(井上哲夫君)登壇〕 64: ◯市長井上哲夫君) 佐野議員のご質問にお答えをいたします。  実は、行財政改革で市民に損害を与えてよいのかというご質問でございますが、これはちょっと質問の趣旨が私には理解しにくいところがあります。行財政改革は市民サービスをより豊かにするために行っているわけでございまして、今回の水害で多くの市民の方々が被害を受けられた、あるいはご不自由があったという問題につきましては、私どもも先ほど来各議員の皆様からご質問いただいておりますが、危機管理体制を一層整備する、あるいは防災の対策をより細かく配備していくということでございまして、決して行財政改革をやったから市民に被害が及んだというふうには認識できないところであります。ただ、ベテランの職員をより配備の点で考えなければならないというのを反省点で申し上げました趣旨は、やはり経験豊富な、例えば下水道、都市計画、あるいは建設、そういう経験豊富な職員が、災害発生のおそれのときに直ちに現場なり管理グループの中に入れるように、そういう災害対策の人的な配備を、より反省を踏まえて考えなければならないということで申し上げたわけでございますので、その点はご理解を願いたいと思います。  それから、開発が進むと、今回の場合、雨水の処理について大変大きな課題が出たということでございますが、その点は私どもも同じ認識を持っております。で、今回、四日市市における集中豪雨による水害被害という問題にとどまらず、愛知県や、あるいは全国的にもこのところ非常に異常な降雨が見られる。それに対して都市部が、いわゆる雨水に対する非常に弱い面を露呈したということで、建設省を始め国の機関でも見直しをするための検討機関をつくっておる。私どもとしてはそれを待つことなく、四日市における雨水対策についてもう一度チェックをし、見直しをしていかなければならないと思っております。その中の原因の一つにも、やはり開発が進んだことによる、いわゆる上流からの雨水の浸透能力が落ちてきた、そういうふうなことも数多くの原因の中の一つには挙げられると認識をしているところでございます。  それから、マニュアルを一層細かくつくり直していかなければならないということに関しましては、確かに5年前の阪神・淡路大震災をもとに、防災のマニュアルづくりに私どもも努力をしてまいりました。しかし、そのマニュアルづくりが欠陥があるというよりも、実際に災害に対応して人が動く、情報が行き交う、さらに対応の活動が効果的に始まる。こういう点につきましては、やはり現在私どもが持ってるマニュアルではどうも十分でないではないか、こういう点から見直しを図っていかなければならないと考えているわけでございます。  そしてもう一つは、やはり消防本部の持てる力量といいますか、力を十二分に利用してといいますか、活用して災害対策がなされたか。あるいは災害対策の方策を打ち立てられたかという点では非常に反省をしているという趣旨でございまして、その点で私どもは可及的速やかにこのマニュアルの修正といいますか、改定をしなければならないと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 65: ◯議長大谷茂生議員) 佐野光信議員。 66: ◯佐野光信議員 答弁をいただきましたけれども、答弁漏れの部分がありますが、私が先ほど申し上げました行財政改革の問題でお話をしたのは、ポンプ場の委託管理をやるときに、いざというときに、こういう災害が予想された委託になっていたのかどうか。ある人から言わせれば、今度の災害は人災である、こういうふうに言われてるんですよ。まさに人災であるということになると、この進めてきた行財政改革、安ければいい、人が少なければいい、人も十分配置されてない、いざというときの対策も十分考えられてなかった、こういうところに帰結をするんじゃないでしょうか。だからこそ、そういう行財政改革のあり方、このことが問題だ、このことを指摘したわけです。それでもあえて、いやいや問題なかったということであれば、人の配置を先ほどの答弁のようにする必要もないんですよ。ですから、市民が言う人災という意味は、まさに市がいざというときの十分な対策をとってこなかった、このことに対しての批判だと思います。この点について、やっぱり行財政改革一辺倒ではなくて、まさにむだは省くべきですけれども、いざというときにどう対応するのか、この点も必要だと思います。  それから、先ほど答弁ないんですけれども、災害対策本部の職員の構成にも問題があった、あるいは指揮命令系統に問題があった。これは市長が本部長なんですよね。これはどこでも、こんな災害も含めていろんなときに指揮命令系統へ集まらないという、これはまさに危機管理意識の欠如以前の問題だ、こういうふうに指摘しているわけです。その点についてお尋ねしたいと思うんです。 67: ◯議長大谷茂生議員) 市長。 68: ◯市長井上哲夫君) ポンプ場の管理の問題でございますが、先ほど下水道部長がお答えをいたしましたように、昭和63年から平成8年度までに市内のポンプ場の大半は、いわゆる外部委託を完了しているわけでございます。しかし、外部委託を完了しているから、それが今回の集中豪雨による災害の場合に、そこに問題があるというふうに私どもは申し上げているのではございません。いろいろな問題がありましたが、ポンプ場の、例えば豊栄ポンプ場につきましては、やはりなぜとまったかということになりますと、浸水による配電盤や制御盤が停止をしてしまったということでございまして、外部委託したからそのことでというふうに受けとめているわけではありません。ただ、外部委託をした、その委託業務と、災害のときに私どもの災害本部との連携について、やはりもっといい手法なり、もっといいシステム化ができないかということは、われわれは検討課題にしなければならないだろうと思っているわけであります。  それからもう一つは、災害対策本部の本部長はもちろん私でございますし、最終責任はすべて私にあるわけでございますが、その災害対策本部の組み立て方について消防の機関をもっと多用する、あるいは連携について工夫を凝らす、こういう点は見直さなければならないと考えているところであると、このようにご答弁を申し上げているところでございます。 69: ◯議長大谷茂生議員) 佐野光信議員。 70: ◯佐野光信議員 この行革の問題は平行線だろうと思いますけれども、指摘をしておきたいと思います。まさにそういった非常災害時のことを考えずに行財政改革を進めてきた、この結果が今度の水害の結果だと指摘をしておきたいと思います。  それから、消防を活用してというふうにおっしゃいますけど、消防職員、一体何人おるのかご存じですか。しかも今、10人ほど県の方へ訓練に行ってる。まさにその10人の穴を埋めて一生懸命頑張ってるんです。そんな消防で体制がとれると思ってるんですか、人数が少ない中で。やっぱり本庁がきちっと機能を果たしていく。あるいは市長が無理だったらもう一つ防災対策局なり新たな責任を持てるような場所をつくって、災害のときはそこが全責任を持って取り組む。アメリカではそういう組織もつくられているそうです。やっぱりそういうこともひとつ考えていくべきじゃないか、このことを強く要求しておきたいと思います。 71: ◯議長大谷茂生議員) 暫時、休憩いたします。再開は午後1時からといたします。 72:                         午後0時6分休憩    ─────────────────────────── 73:                           午後1時再開 74: ◯議長大谷茂生議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  水野幹郎議員。   〔水野幹郎議員登壇〕 75: ◯水野幹郎議員 前回は報告に対する質疑をトップでやらさせていただきましたので、少し遠慮をしまして、最終に質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、今回の水害に対しまして、環境部を中心とする水害後の対策は大変素早く実行された。このことは多くの市民から感謝をされているところであります。清掃、消毒、し尿くみ取り、これは、私は一つの成果として、ISOを一丸となって取られた成果ではないかと、こういうふうに私は感じているところでございます。初めての全庁的な取り組みの成果だと思っているところであります。  さて、今回市長から3点についての水害に対する報告がなされております。これも大変大事なことでありまして、永遠の課題と申しますか、その都度その都度見直しをしていかなければならないのがこれらの対策であろうかと思います。  阪神・淡路大震災以後からリスクマネジメントシステムの標準化ということが叫ばれております。政府においても、あるいはまた中央のシンクタンクにおいても随分議論をされて、いまだにまだその結果が出ないほど、この対策というものは難しい問題であると思います。この間、三菱総研からリスクマネジメントの報告書が出ておりましたので、取り寄せましたが、やはり都市の問題については産業の方を優先をいたしまして、まだまとまっていない難しい問題であります。先ほどの市長のご報告はそれなりに評価をするものでありますが、しかしながら、住民にとっては、この案ができるまでにどうしてくれるのかという切実な問題があります。本来、災害が起きた場合に徹底的な原因究明、これがなされることによって次の対策の糧とするのが原則であります。そういう意味におきまして、各地域で起きました水害は、それぞれ事情が違うと思います。したがいまして、その地域での問題点を十分に把握をしていただく。これが今回の報告に載せられていなかったことを大変残念に思うわけであります。  ちなみに豊栄ポンプ場の例をとりますと、豊栄ポンプ場のすぐ横に茂福ポンプ場というのがございます。今後これらの修理、改造、あるいはまた新たな建設に向けて、現在的な課題である、やはり二つを一つにする、これは当然の理であろうと思っておりますので、この辺も十分ご配慮をいただきたいと思っております。  もう一つは、豊栄ポンプ場の今回の問題でありますが、思わぬ雨によってポンプがとまった。これがいかにも原因のように言われておりますが、これは結果でありまして、それまでに人事を尽くす手段があったはずであります。その最大の問題点というのは運転員がいなかった、この辺に大きな原因があろうかと思いますが、今までの報告、あるいはまたいろいろな議論の中でもそのことが取り上げられていなかったわけでありまして、いかにも予想以上の雨量によって故障したと、このことに一括されていることを大変残念に思います。私はその意味で、下水道部長に改めて原因をお尋ねをしたいと思います。 76: ◯議長大谷茂生議員) 下水道部長。   〔下水道部長(水谷嘉孝君)登壇〕 77: ◯下水道部長水谷嘉孝君) 十四川の下流にございます豊栄ポンプ場につきましては、昭和38年に高潮対策事業で三重県が建設をいたしまして、その後昭和39年に管理協定を結び、また、昭和41年の四日市港管理組合の設立に伴い、四日市港管理組合が同施設の管理者となっておりますが、引き続き管理協定を結びまして、四日市市がポンプの運転管理を行ってまいりましたが、平成5年に至りましては、このポンプ場の運転管理を生活環境公社に外部委託を行いまして今日に至っております。  さきの議会でも申し上げましたとおり、豊栄ポンプ場には5台の自動式のポンプがございますとともに、1台の手動式ポンプが設置してありますが、その排水能力はおおむね1時間当たり50mm程度の雨に対応できる施設でございまして、今回のような120mmを超える猛烈な豪雨には到底対応できるものではございません。当日は生活環境公社の職員が豊栄ポンプ場に駆けつけましたが、予想をはるかに上回る降雨によりまして十四川の水位が急激に上昇し、14時45分にポンプ場が冠水いたしまして、これまで稼働しておりました5台のポンプを含めてすべてのポンプが稼働できなくなりました。このような状況から判断いたしまして、ポンプの運転管理者である四日市市生活環境公社の瑕疵には当たらないものと考えております。
     しかしながら、ポンプ場が冠水しまして、すべてのポンプが停止するというような事態はあってはならないことでございます。したがいまして、緊急にポンプ室内に水が侵入しないように浸水防止壁をつくるとともに、さらにポンプの制御装置等を高い位置に上げること、あるいは手動式ポンプを自動式にかえること。防潮樋門をマイターゲイト、つまり潮の満ち引きによって自在に開閉する樋門に改造することなど、以上の4点を施設管理者である四日市港管理組合に対し強く申し入れを行ったところでございます。  また将来的には、茂福ポンプ場と豊栄ポンプ場を一括して合同ポンプ場を建設したらどうかとご指摘がございましたが、これにつきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 78: ◯議長大谷茂生議員) 水野幹郎議員。 79: ◯水野幹郎議員 全く私の質問に対して答弁は的を得てないわけであります。  生活環境公社に責任があるないの話は別の問題でありまして、原因がどこにあるかということを話しているわけであります。時間も限られておりますし、総務委員会でもしっかりその辺の話がしてあるはずですが、部長があくまで逃げの態度をとられるというのなら、私もここで質問を打ち切って、議長によって調整をしていただく以外に方法はないと思いますが、それまでに少しお話をしておきたいと思いますが、ポンプが14時45分にとまっておるわけですね。偶然か何か14時40分に2名がいた。そしてその1名がドアをけ倒して中へ入ろうと思ったがもう水が入っていた。それから、水門も開けなかった、手動でも開けなかった。こういうところから考えて、私はさっきから言ってる、人がいなかったことが一番大きな原因じゃないか。それは請け負いの生活環境公社かもしれませんし、あなた自身かもわかりません。この辺をもう一度はっきり答弁をしていただいて、次の質問に移りたいと思います。 80: ◯議長大谷茂生議員) 下水道部長。 81: ◯下水道部長水谷嘉孝君) 豊栄ポンプ場につきましては、先ほども申し上げましたように5台の自動式でかかるポンプが運転しております。したがいまして、常時そこに常駐する人員というものは一切おりません。それで、新富洲原ポンプ場の方からそちらの方へ走っていくというような管理をやっております。ところが、今回の大雨は予測もできない非常な事態でございましたが、異常に気づきまして、白須賀ポンプ場を14時にこの運転管理者がかけつけております。ところが途中の渋滞とかいろんな交通障害によりまして、到着するのが14時40分であった。そのときにはちょうどひざの下ぐらいまで水がつかっておったという状況でございます。そこで、残る1,300mmのポンプ1台をかける準備に入ったんですけど、急激な水位の上昇によりましてかけるに至らず、約65cmぐらいポンプ場が冠水しまして、それによって電気設備、制御盤、こういったものがショートを起こしまして、それですべてのポンプが動かなくなった、こういった事情でございます。 82: ◯議長大谷茂生議員) 水野幹郎議員。 83: ◯水野幹郎議員 質疑のときと全く同じ答弁でありまして、それ以後何ら調査もしていない、反省もしていない。管理責任はどこにあるんですか。全く無責任な答弁だと思います。人がいれば、たとえ浸水しても、その水位が低かったかもしれません。最後まで努力をして水がつくのならともかくも、全然人がいない状態で上からの水をまともに受けて浸水をした。これでは地域の人は我慢できますか。立場をかえて考えてみてください。  市長に、私と下水道部長の今、答弁、質問に対してどんなふうにお考えになったのか、ご感想を伺いたいと思います。 84: ◯議長大谷茂生議員) 市長。 85: ◯市長井上哲夫君) 水野議員のご質問の観点は、ポンプ場に人がいたかいないか。それが責任といいますか、それが水害を防止できたかできないかということに大きくつながるということでございます。  そこで、私どもが豊栄ポンプ場に常時人を配置していなかったのは事実でございます。そうなりますと、いざというときというか、緊急時に人が配置できるような体制はあったのかということに今度は展開が移っていくと思います。緊急時に人を配置する体制にあったかどうかということになりますと、実は生活環境公社に委託をしておりますから、生活環境公社の職員が緊急時に人が配置できる。あるいは委託元であります市の職員が緊急時に人が配置につくと、どちらかになろうかと思います。で、この二つの問題につきましては、先ほど下水道部長が、14時に白須賀ポンプ場から、豊栄ポンプ場が危ないという表現を使いましたが、豊栄ポンプ場の配置につかなければならないと判断をして白須賀ポンプ場を出た。で、14時に白須賀ポンプ場を出たということはどういうことかと言えば、自動ポンプは動いているが手動ポンプが動いてない、手動ポンプを動かさなければならないということを判断して白須賀ポンプ場を出発した。そして、14時40分ごろ到着したが、先ほどの説明のとおり45分には停止したということは、自動ポンプ場も停止し、手動ポンプを動かすことができなかったと、こういうことになると思います。  そういう点で、14時に白須賀ポンプ場から豊栄ポンプ場に走った判断行為が遅きに失したのか、そうではなくてやむを得なかったのかということが判断の基準事項に今度はなってくると思います。この点につきましては、下水道部の方から私も報告を受けておりますが、14時以前に豊栄ポンプ場の手動ポンプを動かさなければならないと判断することができなかったのは、著しい雨量を予期し得なかったことであるという報告を受けております。  私自身はどう思うかということになりますと、実は、13時から14時の雨量、さらに14時から例えば14時30分の雨量、14時30分から15時の雨量、こういうふうなことが一つ重要な前提事実があろうかと思います。それからもう一つは、例えば12時とか11時に予測雨量の情報はどうであったか、こういうところが議員のご質問のところになろうかと思います。そういう細かな事実については下水道部長の方でお答えをさせていただきます。 86: ◯議長大谷茂生議員) 下水道部長。 87: ◯下水道部長水谷嘉孝君) 先ほどの雨量につきまして私の方から説明をさせていただきますが、ご承知のように、再三議会でも言っていますように、予測以上の非常に大きな雨が、四日市の北部地方で15時30分から16時30分の1時間で120.5mm、こういうような非常に大きな雨が降ったわけでございます。また、その前の1時間と申しますと、58mmぐらいの雨が降ったわけでございますが、ポンプ場の職員が出たときの雨といいますのは、まだまだ20mm程度の小さな雨でございました。したがいまして、次の大きな雨が降り始めた、そこで異変を感じまして、14時に職員が豊栄ポンプ場へ向かったということでございます。 88: ◯議長大谷茂生議員) 水野幹郎議員。 89: ◯水野幹郎議員 答弁が大変あいまいでございます。議長によって調整をしていただいて、もう一度質問をさせていただきたいと、こんなふうに考えております。よろしく取り計らいをお願いいたします。 90: ◯議長大谷茂生議員) 他にご質疑はありませんか。   〔「まだ継続です。その結論を出していただきたい」と水野議員の発言あり〕 91: ◯議長大谷茂生議員) 本日の市長の災害の報告に対する質疑は20分ということで議会運営委員会で確認を受けております。後日改めて私のもとで調整して、その機会並びに明快な答弁を求めることにさせていただくということで、ひとつご了解いただきたいというふうに思います。  水野幹郎議員。 92: ◯水野幹郎議員 初めから集中豪雨に名を借りて、一切のことを隠そうとする意思が十分に見受けられます。例えば、下水道部から出ております報告書の中には、私どもの受け取ったここでの資料と随分差がございます。14時に52mmと書いておりますが、59mmという数字を挙げております。ここらに大変問題もあるようでございますので、議長においてしっかりと詰めをしていただきたい、こういうことをお願いして質問を終わります。 93: ◯議長大谷茂生議員) 他にご質疑もありませんので、これをもって市長の報告を終了いたします。    ─────────────────────────── 94:  日程第3 議案第122号 平成11年度四日市市一般会計決算及び各特別会計等の決算認定について ◯議長大谷茂生議員) 日程第3、議案第122号平成11年度四日市市一般会計決算及び各特別会計等の決算認定についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  市長。   〔市長(井上哲夫君)登壇〕 95: ◯市長井上哲夫君) ただいま上程されました議案第122号は、平成11年度四日市市一般会計及び各特別会計等の決算認定についてであります。  平成11年度の我が国経済は、金融機関の経営に対する信頼の低下や雇用の不安等により厳しい経済状況にあり、政府は平成11年11月に景気回復の一段の推進と、金融システムや雇用の創出など、経済社会構造の改革を実現するため、総事業費17兆円規模の経済新生対策の決定を行いました。これらの経済効果などにより、緩やかな改善傾向になったとはいえ、依然として民間需要に支えられた自律的な回復とまでは至らない状況で推移した結果、平成11年度の我が国の実質経済成長率は、当初政府経済見通しの0.6%を0.1ポンイト下回る0.5%となりました。  本市の平成11年度一般会計決算額については、個人市民税において、恒久的な減税の影響などにより前年度を2.8%下回ったほか、法人市民税についても、景気低迷の長期化などにより前年度比12.1%減となったものの、固定資産税が堅調であったことなどにより、市税全体では0.7%の増収となりました。  また、歳入全体では、財産収入、諸収入及び市債などが減となったものの、地方特例交付金、地方交付税及び国・県支出金の増により、1.7%の増となりました。  歳出については、性質別に見ますと、扶助費が11.0%、繰出金が9.2%、公債費が5.9%、それぞれ増加しましたが、普通建設事業費では北部清掃工場整備事業が本格化したものの、三重北勢健康増進センター建設事業が終結したことなどにより15.7%の減となるなど、歳出全体では1.0%の増となりました。  また、特別会計決算額については、競輪事業会計、公共下水道会計等が減となったものの、国民健康保険会計、老人保健医療会計等が増となり、全体として歳入において0.5%、歳出において1.2%、それぞれ増となりました。  これらの結果、詳細につきましては別冊「平成11年度主要施策実績報告書」でご報告しておりますが、おおむね計画どおりの実績をおさめることができました。これは関係各位のご協力によるものと深く感謝いたす次第であります。  さて、平成11年度の一般会計につきましては、歳入総額981億8,642万8,054円、歳出総額954億4,036万3,949円で、前年度に比べ歳入で1.7%の増、歳出で1.0%の増となりました。  形式収支額は、27億4,606万4,105円となりましたが、これには事業繰越のため翌年度に繰り越すべき財源2億8,287万2,000円が含まれており、再差引後の24億6,319万2,105円が実質剰余金となり、前年度に比べ7億9,616万3,320円の増となりました。  さて、歳入歳出の内容でありますが、歳入につきましては、予算現額987億3,981万8,000円に比べ5億5,338万9,946円の収入減となり、執行率は99.4%でありますが、調定額に対しましては40億239万4,994円の収入減となり、96.1%の収入率であります。  構成比は、市税54.1%、次いで国庫支出金12.3%、市債6.9%、諸収入6.2%などとなっております。  収入未済額につきましては、やむを得ず不納欠損処分に付した3億367万816円を除き、市税その他を合計して36億9,872万4,178円を生じておりますが、これらの徴収確保には今後も鋭意努力してまいります。  次に、歳出につきましては、支出済額に翌年度への事業繰越額を含めると973億5,981万949円となり、予算現額に比べ13億8,000万7,051円の不用額を生じました。  構成比は、民生費23.5%、土木費22.3%、衛生費13.0%、総務費9.8%、教育費9.7%などとなっております。  翌年度繰越額は、北部清掃工場排ガス高度処理対策事業等、繰越明許費によるものが23件で19億43万2,000円、地方特定道路整備事業事故繰越しによるものが1,901万5,000円、合わせて総額19億1,944万7,000円であります。  次に、各特別会計及び桜財産区の決算でありますが、公共用地取得事業及び地域振興券交付事業特別会計を除き、いずれも歳入歳出差引剰余金を生じております。すなわち、競輪事業特別会計は8億3,292万8,118円、国民健康保険特別会計は7億9,331万6,283円、食肉センター食肉市場特別会計は913万4,871円、公共下水道特別会計は3億2,466万8,845円、土地区画整理事業特別会計は1億638万2,863円、交通災害共済事業特別会計は1億4,917万4,375円、市営駐車場特別会計は1,812万920円、福祉資金貸付事業特別会計は1億2,111万5,072円、住宅新築資金等貸付事業特別会計は818万7,012円、老人保健医療特別会計は3億2,183万4,355円、農業集落排水事業特別会計は946万4,841円、桜財産区は3,148万7,570円の剰余金を生じております。  以上のとおり、平成11年度における決算は、一般会計、各特別会計及び桜財産区を合計いたしまして、歳入総額1,768億644万5,314円、歳出総額1,713億3,456万6,084円となり、差引残額は54億7,187万9,230円で、事業繰越しによる翌年度へ繰越すべき財源3億8,983万2,000円を控除した実質収支額は、50億8,204万7,230円の剰余金となり、前年度に比べ11億5,029万1,383円の増額となりました。  以上が決算の概要でありますが、ここで、本市普通会計における平成11年度の財政状況について若干ご説明申し上げます。  まず、財政構造の弾力性についてでありますが、都市においては75%以下が望ましいとされている経常収支比率につきましては、85.8%と、前年度に比べ3.2ポイント改善しましたが、人件費、扶助費、公債費のいわゆる義務的経費につきましては、前年度に比べ0.8ポイント増加し、44.2%となるなど、依然として高水準となっております。  また、市債の発行状況につきましては、平成11年度末残高は、普通会計で1,110億円に達し、各特別会計及び企業会計を含めた市全体としての市債残高は2,337億円となり、前年度に比べ57億円増加しております。この結果、普通会計での公債費負担比率は、財政の健全性の目安と言われる15%を上回る15.2%となり、一段と財政状況が悪化してきております。  現下の我が国経済は、国内総生産の約6割を占める個人消費や住宅投資がおおむね横ばいの状態が続く中、企業の設備投資で持ち直しの動きも出始めるなど、緩やかながら改善が見られるものの、先行きについてはなお予断を許さないものがあります。今後の本市の行財政運営に当たりましては、本年3月に公表した「中期財政収支見通し」によりましても、歳入の大きな柱である市税収入の伸びも余り期待できない一方、義務的経費などの歳出は年々増加するなど、ここ数年はより厳しい財政運営とならざるを得ないと考えております。したがって、自主財源の確保に一層の努力をするとともに、事務事業の見直しを図り、行政サービスの効率化を進めるなど、行財政改革に積極的に取り組み、快適で安心して暮らせるまちづくりを進めるため、総合計画で定めた将来の都市像「人と文化と自然を育む活気あふれる港まち四日市」の実現を目指して努力してまいる所存でありますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。  なお、平成11年度の用品購入基金、国民年金印紙購入基金、及び土地開発基金の運用状況につきましては、別冊調書のとおりであります。  どうかよろしくご審議いただき、認定賜りますようお願い申し上げます。 96: ◯議長大谷茂生議員) 提案理由の説明はお聞き及びのとおりであります。  ご質疑がありましたら、ご発言願います。  小井道夫議員。   〔小井道夫議員登壇〕 97: ◯小井道夫議員 時間が限られておりますので、問題提起程度になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。  決算審査というものは、先ほど市長のご説明を聞いてますと、予算現額、そして前年度決算額との対比においていろいろご説明がございました。しかし、やはり予算があって決算があるわけでございます。その予算が年度過程においてどういう変遷をしたのか、それの是非も問われなければならないと思います。今度の決算の中で、当初、税の滞納が2億3,250万円計上されておりましたが、決算では3億4,456万円収入済みとなっております。この厳しい経済情勢下で滞納整理に当たられた職員の皆さんが大きなこういう収入を得るまでに努力されたことに対して敬意を表しますが、さらに今、報告がありましたように、収入未済額、一般会計だけで36億9,800万円とふえております。一段と努力を願いたいと思うわけでございます。  そうして苦労して納めていただく税金でありますから、やはり有効に使わなければならないと思います。今度の一般会計だけを見てみましても、実質収入額は24億6,300万円、前年度より7億9,600万円の増となっておりますが、これはやはり地方交付税、普通交付税を23億4,800万円ほど交付を受けたことが、表向きには言えると思うのでございますけれども、しかし、当初予算からずっと決算に至るまでの経緯を見てまいりますと、私がこの3月に、その時点で平成11年度末の締めはどうなるのか、約50億円ほどの黒字決算になるのではないか、間違っていれば正してほしいと申しましたけれども、訂正はありませんでしたが、まさに当初予算のベースから見ますと、48億円ほどの一般会計だけで黒字になる形になるわけです。それは例えば、基金を16億9,600万円取り崩すことになっておりましたけど、466万3,000円崩しただけです。競輪特別会計からの繰入収入が2億円でしたけれども、5,000万円でした。この二つだけでも17億9,100万円になりますが、基金を取り崩すどころか減債積立金に5億円積み増ししております。そういうものをずっと精査した上での実質収入額が24億6,300万円でありまして、そういう取り崩すべきものであったものを取り崩さなくて済んだ、あるいは積み増したもの、そうしたものを考えますと、48億円の黒字に等しいわけです。  財政部長に、私なりに、そういう当初予算からの決算に至る経過を一覧にしてお渡ししてありますし、市長のところにも届いてるかどうか知りませんが、やはり一遍このあたりをよく見ていただきたいと思うんです。例えば、市税は純補正額は9,374万円になっておりますけれども、実際に動いた金は、当初予算から比べますと、出ると入るを合わせますと26億円も動いてるわけですね。中には法人市民税でも、当初より8億1,000万円減額補正しておいてまた2億円プラス補正をして、こういう経過がございます。個人市民税でも、当初予算より1億8,000万円減額補正しておいて、後でまた8,200万円増額補正する、固定資産税でも、家屋などは1億6,800万円減額補正しておいて、三月もたたぬうちに4億2,000万円増額補正する。こういう経過を見ますと、本当に予算が何のために決められるのか。わざわざ議会を開いて議決事項にするわけですが、やはりもっときちんとした予算が組まれ、そして予算執行がなされていかなきゃならない、財政運営がなされていかなきゃならない。こういう点を強く感じますが、歳入における、市税における当初予算から決算に至る予算執行、財政運営について、何かお感じになるものがあったらお答えをいただきたいと思います。  それから、先ほど来、財政構造の問題等でいろいろお話がございました。公債費比率が何年か先に18%を超すとかいうお話がございましたが、この公債費比率を押し上げてるものは何なのか。健康増進センターはどうですか。健康増進センターは公債費比率を押し上げてるだけでなくて、巨額の赤字運営で経常的財政も圧迫しておりますね。そのほか神前のコミプラ問題、ほかいろいろあると思います。  そして、この公債費比率が10%を超えるところが既に全国で、平成10年度決算ベースでも321都市あります。同格の都市の中でも、10%を超えてるところが20都市あります。そういう比較を上げてますと時間がございませんが、そういうのを冷静に対比して見なければならないと思いますし、経常収支比率でも80%を超えてるのは500都市ありますね。要するに、今日の地方財政、その財源配分は根本的に問題があり、見直されなきゃならないと思いますし、交付税制度もそうだと思います。しかし、現実そういうものがあり、起債なしには仕事ができない仕組みになっている中で、そういう厳しい経済情勢もにらみながら、ぎりぎりのところで市民のための施策は積極的に展開していく、ここに手腕が発揮されなきゃならないと思うんですね。行財政改革の名のもとにどんどん削るだけで、積極的な市民の施策も抑えていっとるんでは、それは一番簡単ですよ、財政再建簡単です。その妙味のところが見えない。しかも一方で、こうした非常に荒っぽい財政運営じゃないかというふうに言わざるを得ない。ここらのところは相当やはり真剣に私は問題を、一生懸命にかかって資料も整理して問題提起させていただいておるつもりですが、真剣に受けとめていただいて、ひとつやっていただきたい。  それから、清掃使用料、清掃手数料、当初予算は合わせて9億3,700万円組んでおりますが、決算が6億6,600万円、前年度までずっと見ましても、3億円も当初予算から増額しておって、途中で2億4,000万円も減額する、これも非常に荒けないやり方ですね。ごみが減ったと言いますが、そして産廃物料金を上げたと言いますが、その料金を上げたこととごみが減ったということと、本当に減っておるのかどうか。どっかに捨てられてるんじゃないか。そこいらまで探求されたのかどうかわかりませんが、しかしごみが減る、料金値上げして、なおかつ前年度までと比較して5割もアップした当初予算計上しながら、結局は従来のペースでの決算に落ち着いている点、本当にごみが減ってそうしたんならまだしも、予算の計上というものに問題がありはしなかったか。  そうした予算の計上における問題というのは、前の議会で食肉センターの食肉市場の施設整備についても申し上げましたが、この決算の段階で、ひとつぜひそうした面も十分に総括をしていただきたい。そして次年度へ生かしていただきたいと心から祈念いたします。  お答えいただくものがあればお答えいただきたいと思いますし、決算審査の委員会の場でもひとつ十分議論を深めていただくことを期待いたします。 98: ◯議長大谷茂生議員) 理事者の方に申し上げます。議案の質疑にかかわる部分だけの答弁に終始していただくようにお願い申し上げます。  財政部長。   〔財政部長(奈須庄平君)登壇〕 99: ◯財政部長(奈須庄平君) 小井議員から何点かご指摘いただきました点、私の方からご答弁申し上げます。  1点は、予算と決算ということでございますが、その都度補正予算で、それぞれ事情がございますが、詳しくは述べませんが、補正予算をお願いしてきておりまして、結果として決算との乖離も各費目で見当たるところがございますが、今後、予算あるいは決算を反省に立って、より適正な財政運営を行ってまいりたいというように考えております。  また、繰越金につきましても若干ご指摘いただいておりますが、実質収支額について、平成11年度の決算につきましては、私どもの予想より少しは大目には実質収支額があったとは存じておりますけれども、ますます平成15年、16年度を見据えた財政が厳しくなっているさなかでございますので、より一層慎重な財政運営に取り組んでまいりたいと思っておりますので、今後ともご支持よろしくお願い申し上げたいと思います。 100: ◯議長大谷茂生議員) 小井道夫議員。 101: ◯小井道夫議員 市長ね。ちょっとくどくどといろいろ説明しましたけれど、具体的な数字等に及びますので、なかなかうまく引用して説明できなかった面があるかと思いますけども、実際に当初予算から決算額に至る歳入面全般を見ていただいて、これは例年にも増して波が荒い、ある意味では荒っぽい運営だと思うんです。この財政厳しい中で、これがやむを得なかったとまたお答えいただくんでしょうか。やはり工夫する必要があると思いますね。まして平成12年度は年間総合予算ということも銘打たれたわけですし、こういうきちっとした反省というか、総括の上でお願いしたいし、財政構造の弾力性とかいうものをいろいろ議論され、あるいは借金総額を前面に出されて議論されるのはよろしいけれども、やはりなすべき事業を抑えてまいりますと、行く行く地方交付税にも国庫補助金にもはね返ってきまして、ますますじり貧になる、そういう危険も持ってるわけです。ですから、そこらのところも、本当に財政当局なんかと、あるいはもっと財政専門家とも、今の自治体が置かれてる状況の中でどう生きていくかということをもっとがめつく追求する中でのある種の大胆さも要ると思う。ここのところをひとつ何とかして市長に聞き届けてほしいと思って何遍でも申し上げるわけですね。ですから、一遍そのところをもう一度、時間があればお答えいただきたい。 102: ◯議長大谷茂生議員) 市長。  極めて残り時間が少ないので、そのつもりで答弁をお願いいたします。 103: ◯市長井上哲夫君) ご提言だということで、私の方もよくその意味をかみしめて、来年度以降の予算なりに生かしていきたいと思っております。 104: ◯議長大谷茂生議員) 時間が参りましたので、小井道夫議員の議案質疑はこの程度にとどめさせていただきます。  藤岡アンリ議員。   〔藤岡アンリ議員登壇〕 105: ◯藤岡アンリ議員 私は4点にわたり質問をさせていただきます。  大体、主要施策の実績報告書の中で質問していきたいと思うんですが、まず、総務費について3点です。  最初、目2の人事管理費について、これは職員研修の中の派遣研修費ということで約1,150万円使われているわけですけれども、対象職員はどんな職員であったのか。人数とか、それから派遣先はどこであったのか。また、派遣をして一体どんな成果が得られたのか、お尋ねをしたいと思います。今後もこのことを続けていくのかどうか、それもあわせてお答えをいただきたいと思います。  また、同じようなところなんですけども、24ページの一番下には、男女共同参画型社会の実現に向けて四日市市審議会等女性委員の登用推進要綱というのがつくられまして、これによって女性の登用をふやしていこうと、こういう施策でありますけれども、平成9年、10年に比べて11年度、一体どれほど女性の委員を登用されてきたのか、その割合はどれほどになったのか、これも成果をお尋ねをいたします。  それから2点目ですけれども、同じく総務費の目7です。企画費のところですが、これは総合計画策定事業費というのに371万円使われております。これ、本町にあります第一勧業銀行の跡地の活用における民間事業手法に関する調査を行いましたと、こんなふうにあるんですけども、どのような調査を行って、結果はどうであったのか。今後どんなふうにしていくのか。そのこともお尋ねをいたします。  それから3点目ですが、同じく総務費の目11渉外費であります。これはドイツ企業訪問団派遣事業ということで約149万円使われております。昨年の11月上旬に井上市長みずからドイツを訪問して、2社を訪問し、外資企業、四日市に進出している企業であるということなんですけども、それをさらに四日市工場の設備の増強を要請されたと、こういうことであります。やっぱりわざわざドイツまで行かれるんですから、それなりの成果を持って帰ってみえたと思うんですけども、どのようなことを向こうでお約束をされてきたのか、実際にその企業がこちらに設備を増強するという約束もされたのか、そこら辺をお聞きをしたいと思います。  それから、その次に衛生費についてです。これは目の7ですけれども、環境保全費、国際協力推進事業費というのに325万円使われております。これは脱硫副産物の有効利用ということで、この調査・研究をされているようなんですけれども、その内容についてどれぐらい進んでいるのか。そしてまた、今後どんな見通しなのかお尋ねをいたします。何かこれは土壌改良に使うとか、そんなことも聞いておりますけれども、ぜひお答えをいただきたいと思います。 106: ◯議長大谷茂生議員) 総務部長。   〔総務部長(山下正文君)登壇〕 107: ◯総務部長(山下正文君) お尋ねのございました2点につきましてお答えをさせていただきます。  まず、人事管理費の中の研修の関係でございます。派遣研修というふうなことでございますが、この派遣研修といいますのは、言葉どおり役所の方から外の方へ派遣をして研修を受ける。主なものといたしまして、自治大学校、あるいは建設大学校、そういった専門的な知識、そういったものを身につけるといったことで派遣をいたしております。対象につきましては、これは先ほども言いましたように、事務職、技術職、それから、いわゆる年代的にも多岐にわたっておるところでございまして、人数につきましても、今正確な数字は持ち合わせておりませんが、相当の数に上るというところでございます。  今後につきましても、この派遣研修は当然のことながら役所の外で行うわけですから、内部でやっておりますと、いろいろ仕事の関係とかそういったことで研修の途中で呼び出しがかかったり、仕事の関係で欠席をしたりと、そういったことがございます。しかしながら、派遣研修にはそういったこともございませんので、非常に効果的な研修制度であるというふうに思っておりますので、今後も継続して実施をしてまいりたいと思っております。  それから、女性委員の登用でございますけれども、これももうさきにいろいろ一般質問等でいただいておるところでございますけれども、今の女性委員登用推進要綱では、平成12年度で30%、22年度までに50%を目標とするというふうなことになっておるわけでございますが、現時点ではまだまだその目標をクリアする段階には至っていないということでございます。平成12年度、ことしの6月で19.5%という数字でございますので、11年度末の時点では多分それ以下であったであろうというふうに思っております。 108: ◯議長大谷茂生議員) 市長公室長。   〔市長公室長(川北欣哉君)登壇〕 109: ◯市長公室長(川北欣哉君) 2点目の第一勧業銀行跡地のPFI手法の調査でございますけれども、第一勧業銀行跡地はJR四日市駅に非常に近い、こういう地形的に良好な場所にあるということから、PFI手法で施設の早期整備、新しい手法での導入ができないか、こういう研究を三菱総合研究所に委託をして行ったものでございます。調査におきましては、どういう施設を建てたらいいか、また、どういう手法がいいか、この事業化の可能性、こういうものを検討をしたわけです。その調査結果でございますけれども、事業化の可能性につきましては、まだいろいろ検討課題はございますけれども、先ほど申し上げましたように地理的に非常に優位性があり、ここに民間施設を、例えば高層集合住宅を公共施設と組み合わせて必要な面積を確保すれば、事業化の可能性はPFIでも十分あるのではないか、こういう結果が出ております。つまり、PFI手法で進めれば事業者が出てくる可能性は十分ある。こういう結果でございまして、従来の公共事業の手法との比較につきましても、このPFI手法の方が優位ではないか、こういう調査結果が出ております。この事業化につきましては、もう少し詳細な検討を行って進めてまいりたいと、このように考えております。  それから、2点目のドイツの視察団派遣によります成果についてのご質問でございます。  本市の経済の活性化、あるいは産業施策、あるいは雇用拡大、こういうことを促進するための手段といたしまして、本市産業にとって重要な役割を果たしております外資系企業の投資拡大を期する、こういうこともこれから必要ではないか。こういう考え方から、本市にございます外資系企業、デグサヒュルス社、これはアイロジルの50%株主の会社でございます。それからもう一つは、BASF本社、この2社を経営責任者と直接話し合う、こういう機会を持つために市長がドイツを訪問をさせていただいたところでございます。いろいろ話し合いをしていく中で、本市が変革への努力を大いに重ねていること。あるいは本市の立地条件の優位性、こういうことをトップセールスいたしまして、本市に対しましてドイツ企業の理解を求めることができたというふうに考えております。このことによりまして、ドイツ企業におきましては、現在アジア方面への新規投資、これは東南アジアがメーンというふうな考えがなされている状況にあるようでございますけれども、四日市市におきます新規設備投資、こういうのも四日市市でやっていく必要があると、こういうふうな感触を受けて市長が帰られたということでございます。  で、世界的な視野で事業展開をしておりますこういうトップ企業の経営者の意見、あるいは組織運営に対する考え方、アジアの中の日本、すわなち四日市で抱える企業の問題点、あるいは投資決定を行う上での判断プロセス、こういうものについて貴重な意見を聞くことができまして、今後の企業誘致、あるいは本市の産業施策の展開につきまして大いに意義があったものと、このように考えておるところでございます。
    110: ◯議長大谷茂生議員) 環境部長。   〔環境部長(長谷川正統君)登壇〕 111: ◯環境部長(長谷川正統君) 中国における脱硫硫黄の活用技術の移転という意味でご質問をいただきました。  それで、本市が持つ公害対策技術を海外に移転するという一つの大きな方向の中でこういう協力を行ったわけでございますが、調査して現地で実験をやっていただいたところ、かなり効果があるという結果が出ております。当然その前段として公害防止施設が必要なわけでございまして、その投資と土壌改良との経費的な比較、そのあたりのデータについてはすべて中国側に提供いたしまして、中国側でまた今後これらを活用できるかどうか、現実にというところで検討がなされるということで聞いております。  また、フォローのいろんなご質問等もあるやに聞いておりますので、その点については、現地に行かずとも、こちらからデータを送るなりして、いろんな交流に努めてまいりたいというふうに思っておるところでございます。 112: ◯議長大谷茂生議員) 藤岡アンリ議員。 113: ◯藤岡アンリ議員 お答えをそれぞれいただきましたけれども、まず第1点ですけども、職員研修で派遣研修するというのがどんな効果があるのか。ただ効果的だと言われても、ちょっとわからない。  それから、相当の数に上る。総務部長がこんな、かなり大きな事業だと思うんですが、相当数に上るで済ませるということはとてもお答えとは思えないということと、それから、やっぱり研修に派遣しているときに、そのときは人数が不足するわけですよね。時差で行かれるのかどうかわかりませんけれども、そこら辺の仕事に支障がないかなというのをちょっと心配をいたします。  それから、1点目のもう一つ、男女共同参画の女性登用の問題についてお答えを伺ったんですけども、平成12年の6月には12.5%、で、30%の目標に対してまだ非常に低いわけですし、11年度末にこんなものわかってるわけなんですね、数字というのは。パーセントがちゃんと出ないという、これも不思議な話です。  それから、2番目の第一勧銀の話は今研究してるということで、まだ続くんだと思いますけども、なるべく早く結論を出して、有効に使うということが必要ではないかと思います。  それから、3番目の渉外費の問題ですが、何かこれも大いに効果的だったとかおっしゃるけれども、実際にはどう効果的で、どれぐらいの可能性で話し合いができて、いつぐらいにはこちらに誘致というか、進出できるんかというところまで具体的にお答えがいただけるかと思ったんですが、何か抽象的で余りよくわかりません。  それから、最後の衛生費なんですが、これまあ中国の土壌改良ということらしいんですけども、中国でないといけないという理由があるんでしょうかね。そこら辺、また委員会で十分にご審査いただいたらいいと思うんですが、もし私の今の発言についてお答えがあれはぜひお願いいたします。 114: ◯議長大谷茂生議員) 時間が参りましたので、藤岡アンリ議員の議案質疑はこの程度にとどめさせていただきます。  暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 115:                         午後2時5分休憩    ─────────────────────────── 116:                         午後2時18分再開 117: ◯議長大谷茂生議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  佐野光信議員。   〔佐野光信議員登壇〕 118: ◯佐野光信議員 通告に基づき、数点お尋ねをしたいと思います。  まず、第3款民生費についてであります。  この期間にも同和対策事業について多大な費用をかけておりますが、一体総額で幾らになるのか。あるいはこの事業によってどれだけの成果が上がったのか、改めてお尋ねをしたいと思います。  次に、寿楽園の給食業務の外部委託についてお尋ねをいたします。  主要施策実績報告書の中で、成果として入所者の給食サービスの向上と運営経費の節減を図ったとありますが、入所者からは大変不満が多い、あるいは地元の業者が材料納入をできなくなってきて、地域経済にも大きな影響を及ぼしているわけでございますけれども、一体どんなサービスの向上が図られてきたのか。また、経費の節減は幾らだったのか、この点についてもお尋ねをしたいと思います。  次に、第6款土木費についてお尋ねをいたします。  渋滞対策事業を進めておりますが、交差点改良を始めとした渋滞箇所が平成11年度何カ所あって、一体何カ所解消してきたのか、具体的にお答えをいただきたいと思います。  次に、阪神・淡路大震災から5年経過いたしました。四日市では川が何本かあります。地震で橋が落ちるようなことがあれば、南北の道路は遮断されて救助もままにならないわけですけれども、一体この河川に橋が何本かかっていて、その橋、耐震調査は何カ所行って、あと何カ所残っているのか、改めてお尋ねをしたいと思います。  次に、第7款商工費についてお尋ねをいたします。  障害者雇用奨励補助金が51社57人、113万2,000円支出をされております。今日の不況の中で一番真っ先に障害者がリストラされてる話もあります。平成11年度において障害者の法定雇用率を達成した企業は何社なのか。あるいは、どれだけこの法定雇用をふやすために努力されてきたのか、お尋ねをしたいと思います。  次に、第10款教育費についてでありますが、行財政改革によって小中学校の補修費が毎年10%カットされてきております。平成12年度においてはやっと若干持ち直したわけですけれども、一体、小中学校から要望のある補修がどれだけ実現をされてるのか。あるいは、出されてきたうちあとどのくらい残っているのか、お尋ねをしたいと思います。 119: ◯議長大谷茂生議員) 保健福祉部長。   〔保健福祉部長(水谷善治君)登壇〕 120: ◯保健福祉部長(水谷善治君) まず、民生費に関する部分についてご答弁申し上げます。  1点目の同和対策関係の事業についてでございますが、本市におきましては、同和対策事業は同和問題解決のために必要な施策であるという認識のもとに実施しておるわけでございまして、事業費といたしましては住環境整備、あるいは下水道整備等の生活環境整備、さらには教育啓発事業等につきまして全庁的に取り組んでおるというところでございまして、それに携っておる職員の人件費も含めまして、平成11年度の決算額といたしましては7億8,945万7,000円というふうになっております。  2点目の寿楽園の給食業務の外部委託についてでございますけれども、これにつきましては、外部委託によりまして、入居している方々が少しでも家庭におられるのと同じような時間帯で食事ができるということも考えまして、朝の食事時間を早くし、夕方の時間は遅くするということ。さらには、朝食等におきましてはメニューを1点追加するといったことなども行いましたし、さらに地元業者の問題にいたしましては、日永地区を始めといたします地元の業者につきましては、可能な限り採用していただくようにお願いしたところでございまして、経費的には1,199万円ほどの経費減が図られたということでございます。 121: ◯議長大谷茂生議員) 建設部長。   〔建設部長(村山七夫君)登壇〕 122: ◯建設部長(村山七夫君) 渋滞対策についてでございますが、渋滞対策の中で特に交差点改良等を進めておるわけでございますが、平成10年度より取り組んでおります。ちょうど平成11年度末で、現在13カ所の改良が必要と判断をしております。11年度までにはそのうち3カ所が既に対応済みでございます。これらの改良で交通渋滞の緩和に貢献できるものと考えております。  次に、橋梁の耐震の対策についてはどうかという点でございます。  私どもとしましては、既に16の橋梁の、落橋といいますと桁が落ちるという意味でございますが、落橋対策を既に完了しております。今後これにつきましては、このほかに耐震的な調査といいますか、対策も必要だということも考えておりまして、まず、老朽化対策あるいは河川改修とあわせて対策を講じるように、現在二つの橋梁を予定しておるところでございます。また、平成11年度からは、耐震調査の結果、不安定と判断された橋梁もございますので、これについて、特に平成11年度から始めておる点につきましては、萱生跨線橋の設計を11年度に終了いたしまして、12年度に向かって実施をする予定でございます。  ちょっと後になりましたが、私どもの全橋梁でございます。1,091の橋梁がございます。そのうち特に市道の1、2級道路、つまり市内の主要路線の15mを超える橋梁、49橋梁を対象にこれらの対策を現在進めておるところでございます。 123: ◯議長大谷茂生議員) 商工農水部長。   〔商工農水部長(堀川芳毅君)登壇〕 124: ◯商工農水部長(堀川芳毅君) 障害者の雇用状況についてお答えをさせていただきます。  障害者雇用につきましては、民間事業者につきましては、法律によりまして常時雇用者の1.8%以上を雇用しなければならないということになっておりますけれども、昨年中におけます四日市市内対象事業者、175社ございますけれども、この障害者の平均雇用率は1.34%ということで、法定雇用率の1.8%を下回っております。で、175社のうち、数にしますと4割弱の企業におかれましては1.8%以上の達成でございますけれども、残り6割強が未達成という状況でございます。私どもとしましては、障害者雇用奨励金といったような、市独自の施策でございますけど、こういったものを活用しながら、公共職業安定所と連携をとりながら、障害者雇用の推進が図られるよう努力しているところでございます。 125: ◯議長大谷茂生議員) 教育長。   〔教育長(佐々木龍夫君)登壇〕 126: ◯教育長(佐々木龍夫君) 学校校舎の維持補修についてお答えをいたします。  学校施設の補修につきましては、ご指摘のように、年々低減をしております限られた予算枠の中で十分とはいかないところもございますが、できるだけ適正な維持管理を行ってきたところであります。今後とも、学校現場からの要望に対しまして綿密な確認調査を行っていくということで、学校施設の要望というのは金額で要望をされるわけではございませんで、必要な箇所の要望に対して緊急度の高いものを選んで、それを確認調査をして、緊急性の高いものから優先して対応していく、こういうやり方をしておるところでございます。  ちなみに、平成11年度はこういった通常の維持補修のほかにバリアフリー工事事業とか、あるいは耐震関係の経費とか、そういったものを費やしてきた、こういうことがございますので、念のため申し添えます。 127: ◯議長大谷茂生議員) 佐野光信議員。 128: ◯佐野光信議員 同和対策については、効果の方については答弁がございませんでしたけれども、ぜひ担当の委員会で、本当に効果ある事業だったのかどうか、この点について大いに論議をしていただきたいと思います。  それから、橋の耐震調査、主要な橋が49本あるということですけれども、じゃあ平成11年度までに終わった橋は一体何本なのか、この点について改めてお尋ねをしたいと思います。  それから、障害者雇用、大変ご苦労いただいているようですけれども、60%近くが法定雇用を守らない、こういう企業だということでございますので、できれば51社あたり、補助金出した、奨励金出した51社が、これは法定雇用を守ってると思いますし、公表するならば、その他の企業が法定雇用率を守っていない、こういうことも明らかになるわけですので、そういうことも含めて公表しながら雇用率を向上させる、そういう取り組みをぜひ委員会でも論議をいただきますよう、よろしくお願いいたします。  小学校、中学校の補修については多分そういう答えが出るだろう、こういうふうに予想をしておりましたけれども、やっぱり小学校、中学校からは切実な声が出されておるんですし、一度見たからどうこうということにはなりませんので、ぜひ補修費、大いに論議をしていただいて、ふやす、そういう方向でそれぞれの委員会で論議もいただきたいと思います。  答弁いただく分はお願いいたします。 129: ◯議長大谷茂生議員) 建設部長。 130: ◯建設部長(村山七夫君) 防震対策の橋の件でございますが、全体49の橋を現在抽出しておりまして、既に終わっとる橋は16の橋梁の落橋対策を完了しておるところでございます。 131: ◯議長大谷茂生議員) 他にご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  本件を、お手元に配付いたしました付託議案一覧表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  なお、各常任委員会は、あす午前10時から開会されますので、念のため申し上げます。    ─────────────────────────── 132: ◯議長大谷茂生議員) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  次回は、10月13日午後2時から会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。ご苦労さまでございました。 133:                         午後2時32分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Yokkaichi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...